子育てがうまくいくヒント © 2022 泉河潤一 All rights reserved.

バスタイムは親子の有力なふれあいタイム

1.お風呂で手遊び歌

「お寺の和尚さんがカボチャのタネを蒔きました♪」
「め~が出て♪」(両手を合わせる。)
「ふくらんで♪」(合わせていた両手をふくらませる。)


「花が咲いて♪」(ふくらませた両手を開く。)
「枯れちゃって♪」(両手の甲を合わせる。)
「忍法つかって(智拳印を結ぶ。)空飛んで♪」(手をひらひらさせる。)
「雷ごろごろ♪」(両手をグーにしてぐるぐる回す。)
「じゃんけんぽん!」(じゃんけんする。)

 最近、次女クニコといっしょにお風呂に入ると、いつもやる手遊びである。

クニコ3才「おとうさん、グー出してね。」
私「わかったよ。」(パーを出すつもりだな。)
二人で「お寺の和尚さんがカボチャのタネを蒔きました♪」…ワープ…
「雷ごろごろ♪ じゃんけんぽん!」(私はチョキを出した。クニコは……。)
クニコ「負けた! お父さん、グー出してって言ったじゃない。今度は、チョキ出してね。」
私「わかったよ。」(グーを出すつもりだな。)

二人で「お寺の和尚さんがカボチャのタネを蒔きました♪」…ワープ…
「雷ごろごろ♪ じゃんけんぽん!」(私はパーを出した。クニコは……。)
クニコ「負けた! お父さん、チョキ出してって言ったじゃない。全くも~。今度は、チョキ出してね。」
私「わかったよ。」(今度は負けてあげるか。)

二人で「お寺の和尚さんがカボチャのタネを蒔きました♪」…ワープ…
「雷ごろごろ♪ じゃんけんぽん!」
クニコ「やった勝った! お父さん、またやろ。今度もチョキ出してね。」

 こんな単純な手遊びだが、何とも面白い。

2.親子が会話する時間

 通常親子がよく会話する時間は、次の四つと言われる。

① 食事の時間ー我が家では、グッド&ニュー(よかったこと、変わった新しいことなどを報告し合い、聞き合う時間)の時間。原則テレビは消しているー

② お風呂の時間ー親子四人で入ることが多いー

③ ちょっとした遠出、外食などの家族イベントやいっしょに遊ぶなどの家族のふれあいの時間

④ お手伝いなど協働作業(整理・整とん、掃除、調理、農作業……)

 そして、我が家では、これ以外に、寝る前の絵本の時間父と子塾なども、大切な会話の時間である。

3.お風呂は親子の大切な会話とふれあいの場

お風呂は、ほぼ毎日あるので、我が家でも、食事の時間と並んで、大切な親子のコミュニケーションの場である。
 父親としては、帰宅までの学校や家での様子は、子供に聞かなければ分からない。その日のできごとなど、子供にいろいろ聞くのも面白い
それに、日中はもちろん帰宅後もなかなかいっしょに遊んであげられないことも多いので、お風呂でいっしょに遊ぶのも楽しい。何かお話をしてあげることもある。

 ある調査によれば、「1日の親子の会話」は実質10分以内であり、中には、10秒という子供さえもいるという。

 お風呂の機会を、親子の会話の場、ふれあいの場として生かしたいものだ。
十分に子供たちとふれあうことで、汚れと共に1日の疲れを洗い流す場でありたい。そして、何より子供たちにとっても、楽しい場でありたい。

 

*(あったかい家族日記 2006.1.12 143号

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です