《読み始める前に》
「今日は、家族の日。」家族を第一に考える日です。
そう決めて過ごした一日を、夜になって振り返ってみると、
仕事は思い通りに進んでいないのに、
なぜか心は、少し満たされていました。
パパとしての自分を、
ちゃんと認めてあげてもいい一日だったのかもしれません。
パパの子育て奮戦記:第67号
長女アキコ(7歳)、次女クニコ(3歳)、ママ、パパ(私)、祖母(69歳)
朝の「いつもの時間」から始まる家族の日
今日は朝のうちに、
①小学1年生のアキコと、3歳のクニコの勉強を見ることから始まりました。
これは最近、わが家では“いつものこと”です。
まずは、二人まとめて
七田式のイメージトレーニング(右脳記憶訓練)。
そのあと、
-
アキコは、チャレンジ学習をしてから、エレクトーン(ママと)
-
クニコは、絵画プリントと『さわ子の一日2』(私と一緒に)
それぞれのペースで進めていきました。
家族で生きている日常
午前中のうちに、
②一家4人で近くの本家へあいさつに行きました。
ビールやおつまみをごちそうになり、
何気ない会話を交わす、そんな時間。
③昼食後には、お寺さんがお経をあげに来られ、
その対応もしました。
こうした一つひとつも、
「家族で生きている日常」なのだと思います。
夏祭りの午後──汗と笑顔と肩車
午後からは、④町の夏祭りへ。
市内を流れる川の河川敷で、毎年行われているお祭りです。
まずは、
アキコが「どうしてもやりたい!」と言った
🍑モモつりゲーム。
30分並んで、親子4人で参加しました。
川を流れてくる大きなモモを釣り上げ、
それをお菓子と交換。
続いて、
K.レンジャーという二人組の芸人さんのステージ。
アキコもクニコも大喜び。
「さすがプロだなあ」と感心しながら、
その間、私はクニコを肩車していました。

2008年の写真だけど、こんな感じ
みんな汗だくになったので、
帰宅後は、二人の娘をお風呂に入れ、
クニコの髪も洗いました。
夜は花火と、静かな読み聞かせ
⑤夕食後、もう一度河川敷へ。
雨にだいぶ打たれましたが、
それでも花火は最高でした。
アキコが楽しみにしていた
ナイヤガラ、そしてスターマイン。
思わず拍手。
⑥家に戻ってからは、
アキコの誕生日プレゼント
『まんが偉人物語』(全60巻)の中から、
本人が選んだ「一休」を読みました。
今まで知っていた一休とは違い、
アキコは驚いた様子。
そのあと、国語の教科書の音読を聞きました。
クニコには、
『14ひきのおつきみ』『14ひきのこもりうた』を読み聞かせ。
⑦本来なら寝る直前はよくないのですが、
賞味期限ぎりぎりのケーキを、
「今日食べないともったいない」ということで、
みんなで食べました。
子どもたちは、そのあと就寝。
一日の終わりに残った、パパとしての実感
ブログを書き始める直前、
私はいつものように、
-
一日の仕事の達成度を確認し
-
明日のアクションリストを作る
そんな振り返りをしていました。
その時点では、
プライベートはよくできていたものの、
仕事で「今日一番大事にしたかったこと」が
まったく手つかずだったため、
正直、そんな自分に不満を感じていました。
でも、こうしてブログを書きながら
一日を改めて振り返ってみると、
「パパとしては、よくやれたな」
「今日は、よくがんばれたな」
そう素直に思える自分がいます。
仕事人としての自分は、思い通りの成果を出せなかったけれど、
パパとしては、ちゃんとがんばれた!
だから今日は、
そんな自分を、きちんと自己承認しようと思います。
今日は「家族の日」。
家族を第一に考える日だったのですから。
(2005年8月14日 記)
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今、振り返ってみて
約20年ぶりに、この日のことを振り返ってみると、
忘れていた光景が、次々とよみがえってきます。
🍑モモつりゲーム。
アキコ、本当にうれしそうだったな。
クニコは、肩車してもらって、喜んでいたな。
「ああ、こんなに楽しい一日だったんだ」
すっかり忘れていた、楽しかった思い出が蘇ります。
「がんばったのに、認められなかった」一日
この日は、日曜日。
わが家では「家族の日」と決めていました。
今振り返れば、
パパとして、とてもがんばれていた一日だったと思います。
それでも当時の私は、
仕事のアクションリストの中で
「一番大事にしていた仕事」が、まったく手つかずだったことが気になり、
なかなか素直に自分を認められませんでした。
でも、こうして一日を丁寧に振り返ってみると、
気づいたのです。
「仕事は思い通りにいかなかったけれど、
パパとしては、すごくがんばれていたな」
そう気づいたとき、
ようやく自己承認できたのでした。
評価軸は、ひとつじゃなくていい
人はつい、
「仕事がどれだけ進んだか」
「成果を出せたか」
そんな“仕事人としての評価軸”だけで、
自分を評価してしまいがちです。
たとえば、
「休みの日なのに、仕事をがんばった」
そんな一日を高く評価して、
満足して眠りにつくこともあるでしょう。
でも、その一方で——
ママや子どもたちは、
こんなふうに感じているかもしれません。
「今日は、休みなのに
パパ、仕事ばかりで
ちっとも一緒にいられなかったな……」
仕事人としての自分と、
パパとしての自分。
この二つの評価軸は、
必ずしも一致しないのです。
パパの評価は、「稼ぎ」だけじゃない
私は以前、
こんな話を読んだことがあります。
腕のいい歯科医が、
「自分は技術があるから繁盛している」と思っていた。
けれど実際に、
ママたちがその歯医者を選ぶ一番の理由は、
<待合室に遊び場があり、子どもが退屈しないから>
だった、という話です。
評価されているポイントは、
本人が思っているところとは、
まったく違うこともあるのです。
パパも同じかもしれません。
どれだけ一生懸命働いていても、
それだけで
ママや子どもから高評価をもらえるとは限りません。
「パパ」としての評価軸を、忘れない
私はずっと思ってきました。
「家族を養う」というパパの役割は、
もちろん大切です。
でも、
それさえしていればOK、
というわけではない。
そこにもう一つ、
「パパとして、どう関わっているか」
という評価軸がある。
この二つの軸を持っていないと、
気づかないうちに
“家族からは、あまり評価されていないパパ”
になってしまうこともあるのだと思います。
📝 自分に問いかけてみる時間
少しだけ、立ち止まって考えてみてください。
仕事の評価軸だけで、
自分を評価していませんか?
仕事ができることと、
ママや子どもからの評価は、
必ずしも比例しません。
もしかしたら——
仕事はそこそこでも、
子どもとよく遊び、
ママの話をよく聞き、
一緒に笑ってくれるパパの方が、
評価が高いかもしれません。
そこで、こんなふうに自分を見てみてはどうでしょう。
1️⃣「仕事人」としての自分を評価してみる
2️⃣「家庭人・パパ」としての自分を評価してみる
仕事はイマイチでも、
「パパとしては、けっこうイケてるな」
と思えるかもしれません。
📝 簡単なワーク
① 子どもに聞いてみる
「パパのどんなところが好き?」
・遊んでくれるところ
・肩車してくれるところ
・ママに優しくしているところ
思いがけない答えが返ってくるかもしれません。
② 好きだと言ってくれたところを、少し増やす
子どもが「好き」と言ってくれたところを、
まずはそのまま、自己承認してみましょう。
そして、
その要素を、ほんの少しだけ増やしてみる。
たとえば
「遊んでくれるところ」なら、
「どんな遊びがしたい?」と聞いて、
そのリクエストに応えてみる。
パパとしての評価軸を活かすことで、
パパとして、もっと楽に、もっと自然に輝けるかもしれません。
(2026年1月7日記)
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「あったかい家族日記」は、長女アキコ(2025年8月現在27歳・既婚)と
次女クニコ(23歳・公認会計士)の成長を、
パパの視点で約20年間にわたり綴った実録子育てエッセイです。
*二人が幼児だった頃から大学入学、そして結婚前後までの家族の日々を記録し、
累計アクセス数は400万を超えました。
*七田チャイルドアカデミー校長・七田眞氏にも
「子育てに役立つブログ」として推薦された本連載は、
So-netブログ閉鎖(2025年3月)を機に、
「記録」と「今の視点」を重ね合わせて再編集した
〈日々の記録に、“今”を添えた子育てエッセイ〉として、
noteで再連載しています。
*この文章は、2005年8月14日(日)にSo-netブログで公開された
『父親として1日をふり返る』に、
「今、振り返ってみて」を加筆した再構成エディションです。

