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最低の1日、最高の1日は見方で変わる!

9/16(土)は家族の日で、午前中は次女クニコ(4歳)の運動会があった。大学院時代の恩師から依頼された仕事(本の原稿書き)の締め切りが間近に迫り、午後は正直言って仕事の日にしたかった。ところが、午後にもたくさんの家族のためにやることが生じ、私は内心葛藤し、イライラしていた……。

最低の1日? いや最高の1日! 2006.9.16 249

この連休中にどうしてもやっておかなければいけない仕事があった。それは、道徳教育に関する本の原稿ー私が分担した5ページーを書き上げることだった。締め切りが20日と迫り、この連休の3日間で絶対やり終えなければならないものだった。

次女クニコの運動会を楽しむ

こんな状況ではあったが、9/16(土)は家族の日で、午前中は次女クニコ(4歳)運動会があった。午前中の運動会は、今月当初から楽しみにしていたことで、予定通りの展開であった。

前回の記事でも紹介したように、クニコの出番は、「年少組のダンス」、「年少組のかけっこ」、「クニコよりさらに年下の組のダンスーモデル役としてステージに出るー」「親子玉入れ」の四つであった。

クニコはかけっこで1位を取り、大満足。そんなクニコを見て、私もとてもうれしかった。
年少組のダンスも、中央でとっても上手に踊っていた。(昨日の個別懇談に出た妻によれば、指示通りにうまく動けるクニコは、中央の位置決めの役割を担っていたという。)

電器屋さんへ、ミシンの移動…次々と押し寄せる家事

さて、「午後からは原稿書きだ!」と思いきや、
実母「午後から(実母の部屋の)エアコンを買うのをいっしょに電器屋さんに行って、見てくれないかの。」
ときた。

私の体の一部は、「それどころじゃない! 原稿書きだ!!」と叫んでいるのに、私の口から出た返事は、
「ああ、いいよ。」
であった。

そして、結局家族5人で車に乗って出かけることとなった。ついでに私の部屋の窓ガラスに貼るUVカットの目隠しシートを買い、さらに2階の居間用の時計を買った。
帰宅したら、4時過ぎであった。

「さあ、少し休んで原稿書きだ!」と思いきや、
実母「部屋の整理をしたいのだけれど、このミシン重くて持てないから運んでくれないかの。」(すごく重いミシンで、私一人でも運べない。)
ときた。
「また~、原稿書きがあるのに!」と、私の体の一部は、強力に主張しているのに、私の返事は、
「ああいいよ。どこに運ぶの?」
であった。
妻と一緒にミシンを運ぶ先の納戸を少し整理し、さらにミシンを運んだ後、実母の桐タンスを動かすのを手伝うなど、結構な時間がかかった。

その後、前から妻に「私一人じゃできないから、休みになったら一緒にやって。」と頼まれていたのだが、2階の和室に敷く畳の上敷きをタンス動かしてから妻と一緒に敷いた

「これじゃ~原稿を書く時間もエネルギーも残らないよ~。」と、さすがに思った。

夕食後の団らん・家事

ほどなく夕食の時間となった。
土曜日の夜は、家族5人で会食。クニコは、あーちゃん(実母)にうれしそうに「かけっこで1位」という報告をしていた。

夕食後、さらに書斎の窓ガラスをはずし、妻と一緒にUVカットの目隠しシートを貼った。この時点では、もう原稿書きはあきらめていた。

そして、30分以上かけてその仕事を終え、入浴後、娘たち二人は、あーちゃんの部屋へ行った。一緒に寝るという。(土曜日はこのパターンが多い。)

あーちゃんの部屋をのぞいてみると、すでにふとんが敷かれていた。そして、

アキコ「お父さん、気持ちいい!」
クニコ「気持ちいい!」

二人は、あーちゃんに背中をさすってもらっていたのだった。

あーちゃんは、孫たちに囲まれてとてもうれしそうであった。

1日のふり返りで気づいたこと

「おやすみ。」と言って、2階の書斎に入り、いつもしているように1日を振り返った。

振り返る前は、「クニコは1位でうれしそうだったしダンスもすばらしかったしよかったけれど、午後はいろいろな家族の仕事が入り、やらなければならない原稿書きが全然進まなかった。家族の仕事のせいで仕事がまったく進まない最悪の日だな。」という思いが生じていた。

ところが、冷静に振り返ってみると、今記したように様々な場面が蘇ってきた。

クニコ「玉入れはお父さんとしようっと。お父さん強いから。」
妻「え~おかあさんでは~だめなの。」
クニコ「お母さんはやさしいけど、お父さんは強いから。」
こう言って、父親である私と手をつないで参加した親子玉入れ。結果は負けだったけれど、楽しかったな。

クニコのダンスは最高にすばらしかったな。

ステージのうえでのモデル役も立派に役割を果たしたし、かわいらしかったな。

エアコンを買うのに、
私「加湿機能もあるのがいいよ。8畳の部屋には10畳用の方がゆとりがあっていいよ。」
実母「こんな高いタイプかい。」
私「あとで買い換えるのは大変だよ。性能が優れたタイプの方が良いよ。」

こんなやり取りがあって、私のアドバイス通りの機種を、実母が選んだこと。

実母の部屋の重~いミシンを運んだ後、
実母「ありがとう。助かったよ。」
の一言。

和室に畳の上敷きを敷いた後、
私「すっきりしたな。」
妻「そうね、やることやってよかったわ。」
の一言。妻一人ではできないことで、休みの日にやるという約束を守れてよかったな。

毎週土曜日の、家族5人そろっての夕食での実母と娘たち二人との笑いのある会話

そして、その後、愛孫たちと楽しそうにしてふれあっていた実母の姿

一時実母の健康が危ぶまれ、かつコミュニケーションもうまくいかなかった時期があったので、実母とみんなが一緒に食卓を囲み、笑顔で過ごせることのすばらしさが身にしみた。

これらがあっという間に蘇ってきた。

振り返りの前は、「午前中の運動会は予定していたことだし、すばらしかったけれど、午後は家族の仕事のせいで仕事が全然進まない。もう最悪の日!」という思いもあったけれど、それは全く違っていた。それは原稿書きという仕事一点からのみの見方である。

実際は、わが子と大いにふれあい、実母の役に立ち感謝され、妻との約束を守り、父親として家族に大いに貢献した1日であった。一家5人が助け合い、笑顔で過ごせるということ、まさにあったかい家族が具現していた1日であった。
これこそ最高の1日ではないかと気づいた。

家族より仕事の方が価値があるわけではない。家族への貢献、ふれあいは、それ自体大きな価値がある。できる限り仕事の犠牲にすることなく、両立を図っていきたい。

追記

父親としての役割、仕事人としての役割、夫としての役割……、一人の人間はいろいろな役割を担っている。それが真実だ。それなのに、仕事人としての自分の役割ばかり強調しては、バランスを欠く。少なくとも「家族の日」(家族を優先する日)ぐらいは、家族のことを優先したい。仕事にはいざとなれば代わりがいくらでもいるが、家族で父親としての役割、夫としての役割ができるのは自分しかいないのだ。もっと言えば、仕事は退職まで、家族との関係は退職後も死ぬまで続く。家族との時間は大切にしていきたい。2019/09/08

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