読み始める前に
忙しいパパにこそ、読んでほしい。
― 今日、あなたは「おかえり」と言われる存在になれていますか?
パパの子育て奮戦記:第2号
長女アキコ(6歳)、次女クニコ(2歳)、ママ、パパ(私)、祖母(70歳)
次女の発熱、七田チャイルドアカデミーはお休みへ
次女クニコが熱を出しました。
週に1回、ここから車で1時間ほどかけて、A市にある七田チャイルドアカデミーへ通っているのですが、この様子では今回はお休みせざるを得ない、とのことでした。
会議の夜、パパの帰宅は10時すぎ
この日は、仕事で夜7時から9時30分まで会議がありました。
その後、湯茶の片づけなどもあり、退勤は結局10時。帰宅は10時20分頃になりました。
当然、二人の娘もママもすでに就寝していました。
ママにクニコの様子を聞いたところ、「よくなってきたけど、まだ熱はある」とのこと。
そして長女アキコについても聞いてみると、「また学校で“嫌い”って言われたみたいだけど、昨日よりは落ち着いているよ」とのことで、少し安心しました。
忙しくても、関心を向け続けたい
忙しい職場では、いつもこんな感じなのかもしれません。
家庭のことはママに任せるしかない日もありますが、それでも、子どもたちのことに“関心を持ち続ける”ことは、パパとして大切にしたい姿勢です。
そして、そんな毎日を支えてくれているママに、ねぎらいの言葉をかけることも忘れずにいたいと思います。
今、振り返ってみて
当時、ママは専業主婦状態で、二人の小さな娘の育児に日々奮闘していました。
仕事が忙しいからといって、子育てをすべてママに任せてしまっていいわけはありません。
私は「あの頃からずっと、子育ては夫婦の共同事業だ」と、強く思ってきました。
もし「自分は仕事をして稼いでいるから、それで充分」と考えるようになってしまえば、それはもはや家族の中で“ただのATM”になってしまいます。
パパの役割や存在感というのは、働いて家族の生活を支えることが半分。もう半分は、パパとして子育てに関わることだと、私は信じてきました。
もちろん、どうしても関われない日もあります。
でも、関心を向けることは、いつでもできます。
「今日はどうだった?」「元気だったかな?」
そんな一言や、気持ちの持ち方が、子どもにとっては“存在感のあるパパ”をつくり、ママにとっても“頼りがいのあるパパ”として映るのだと思います。
(2025/07/05)
*「あったかい家族日記」は、長女アキコ(2025年7月現在27歳・既婚)と次女クニコ(23歳・公認会計士)の成長を、パパの視点で約15年間にわたり綴った実録子育てエッセイです。
*二人が幼児だった頃から大学入学、そして結婚前後までの家族の日々を記録し、累計アクセス数は400万を超えました。
*七田チャイルドアカデミー校長・七田眞氏にも「子育てに役立つブログ」として推薦された本連載は、So-netブログ閉鎖(2025年3月)を機に、「記録」と「今の視点」を重ね合わせて再編集した〈日々の記録に、“今”を添えた子育てエッセイ〉として、note で再連載しています。
*この文章は、2005年5月25日にSo-netブログで公開された『仕事に忙しくても育児に関心を!』に、「今、振り返ってみて」を加筆した再構成エディションです。