【2024年10月現在89歳で認知症(要介護1認定)の実母と暮らしている僕が、母の人生のフィナーレのこの時期を共に笑顔で終えるように決意して過ごしている。その日々の記録】
🔶12/12木通院・一緒にランチ・シュークリームそしてMCT OIL(ココナッツMCTオイル)
以前は4週間に一度だったが、今年から6週間に一度の通院に変えてもらった。というのは、車で片道約1時間もかかるので、私はさておいても、高齢の母には負担だから。かれこれ、7年ほど通っている。
県内で、コウノ療法を行う医者はここだけなので、遠くてもここに通っている。
日本認知症学会第1号認定サプリのMガードをここで買えるのが良い。
というわけで、6週間ぶりの通院である。
11時からなのだが、15分前には着くようにしている。
予約制なのだけど、待つ時は30分以上も待つ時がある。
今回は、15分ほど待って順番が来た。
医者から家での様子を色々と聞かれた。
母と私(落ち葉をはく、ピアノをひく、花を生ける、近くのスーパーで買い物をする…母は以前していたけど、今はしていないことまで言うので、私が補足。また、チョコレートはできるだけ控えるように言われた。認知症によくないそうだ。)
まあ、診察期間は5分余りだろうか。
前回、コーヒーにココナッツオイルを入れると良いとアドバイスされたので、
Amazonで購入したMCT OI Lで良いか聞いたところ、「それで良い」と言われた。
帰宅後、母に「医者がこのMCT OIL脳にいいと言ってたよね。これを飲むようにしようね。」
と言ったら、
母「色々と心配してくれて、ありがとう。幸せだわ。」
と言ってくれた。
飲んでくれるかどうか、心配であったが、涙が出るほど、嬉しかった。
◆いつも帰りの途中では一緒にランチ、これも楽しみ
・いつも帰りの途中で一緒にランチをしている。
母はいつも「五目うまにそば」である。
◆シュークリームを買う
帰りの途中、母がシュークリームを買いたいと言った。
お店は通り過ぎてしまったのだが、戻って買った。
外で、落ち葉集めを頑張っていた母に
僕「いつもありがとう。寒いから、暖かくしてやってね。」
と声をかけた。その後、落ち葉集めを終えてきた母に、
僕「シュークリームどうだね。」
と言ったら、
母「ありがとう。これを楽しみに頑張ってたんだて。」
と、ニコッとして言った。
お店を通り過ぎてしまっても、わざわざ戻っても、シュークリームを買ってきて良かった。
🔶12/1日洗濯できるようにサポート
1週間経ったので、「洗濯をするいいよ」と話して、
一緒に洗濯物を探した。
洗濯物を入れる所を決めた方が良いと話したのだけれど、
僕が買ってきたカゴは大きくて気に入らず。
結局、休み休み1時間ほども探しまくって、ようやく汚れた洗濯物を見つけた。
「疲れたから、もう今日は洗濯はしない。干すことになるから。」
と言う母。
ある程度、それから2、3時間経ったところで、私の方で洗濯をした。
洗濯機のブザーが鳴ったところで、母を呼んだら、
母「ありがとう。」
と言って、干し始めた。
今度は、小さい洗濯物入れを用意した結果、気に入ってくれたようだけど、
それが洗濯物入れだと覚えていてくれるかどうかが問題。
それでも、1週間の1回の洗濯のサポートを続けようと思う。
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🔶11/29金ストーブに灯油を入れる
母は自分で入れると言っていたけど、
失敗して灯油だらけになったことがあるので、
去年から僕が石油ストーブの灯油を入れるようにしている。
少し早めに入れないと、母が入れてしまうので、少し残っている状態で灯油を入れた。
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🔶11/28木 母とランチはラーメン屋で・万田酵素入りパンを作る他
僕「お母さん、お昼は久しぶりに、ラーメン食べに行かない?」
こう誘ったところ、すぐにOKが出た。
12時ごろさあ出ようというところで、
母「財布がない。」
と言って、探し回る。なかなか見つからないので、
僕「僕がお金を出すから、いいよ。」
と言って出発。家から車で15分のラーメン屋に入った。
母は美味しそうに食べていた。
帰りの途中で、朝、眉毛をかくペンがなくなってしまったと言っていたので、
ココカラファインに寄って、それも買っていった。
なかなか選択が難しそうなので、店員を呼んであげた。
帰宅後、途中で買ってきた母のためのパン。
いつものように、万田酵素を入れた。
もちろん、母の健康のためだ。もうかれこれ、7、8年続けていると思う。
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🔶2024/11/26火
火曜日は、デイサービスのない日なので、1日母は家にいて、ランチを一緒に摂ることが多い。
月に3回ほどは、母が作ったカツ丼を二人で食べている。
僕は、野菜サラダとご飯と味噌汁を準備している。
きゅうりやトマトを切ってもらうこともある
お湯を注ぐだけの味噌汁(ワカメを別途付け足している)
母が作るカツ丼は、確かに美味しいのだ!
僕が「お母さんの作るカツ丼は、最高に美味しいよね!」
と言うものだから、作る母も張り合いがある。
まだ、自分は役に立てるという思いや自信も持てる。
カツを入れ、水を入れ、砂糖と醤油を入れ、最後に卵を入れて蓋をする
ただし、そのためのサポートはしている。
やる気を引き出すサポートが「美味しい!」という言葉がけであり、
卵やご飯、カツを用意するのは、補助するサポートである。
二人で一緒に食べるカツ丼 あと何回食べられるかな。
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🔶2024/11/24日
朝10時半、三人でティータイム。長女が帰省時に持ってきたお菓子を食べた。
その後、1週間分の母の洗濯物を集めて、洗濯するように声がけした。
まずは、洗濯物(下着や寝巻き等)を集めることから。これが少々難しい。
いつも決まった場所に置いておけばいいのだが、そのシステムがないから。
まずは、1週間分の洗濯の声がけからのスタートだ。
10分ほどして、ようやく洗濯物を集めたあとは、私がやり方の説明をして、その通りに母がやる。
①洗濯物を入れて、電源スイッチを押す。
②スタートボタンを押す
③洗剤を計って入れる
④柔軟剤を入れる
終了した頃、また声がけすると、母は自分で洗濯物をかごに入れて、干し始めた。
つまり、少しサポートすれば、自分で洗濯もできる。
ショートステイで、洗濯が一人ではできなくなっていることに気づいて本当によかった!
(下着を用意できなかった)
夕食は、大抵僕と妻と実母の三人で食べている。大抵妻が作った料理を食べている。
夕食の時間だからと呼びに行ったら、TVリモコンがどこかにいったらしく、TVを消せないと困っていた。
どのテレビのリモコンかがよくわからなくなっているようだ。
エアコンのリモコンとの違いも怪しくなっている。
そこは、サポートすればいいわけで、同居している分には、どうということはない。
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🔶2024/11/23土
今日は、僕の結婚記念日。妻と「弥彦の菊祭り&カーブドッチ(温泉を含む)」で1日お出かけ。
前日の夕食時「明日、結婚記念日で妻と弥彦&温泉にお出かけするよ。」と、実母に話し、許可をもらっていた。
今朝の出発前、もう一度話すと同時に、ホワイトボードに書いた。
(絶対忘れるので。)
こちらは、いつもの朝食ーパン(万田酵素入り)と薬と果物(今回は柿)ー
合わせて、セブンイレブンに出かけて、実母のお昼ご飯用におにぎり2個と煎餅も買ってきた。
冷蔵庫には、野菜サラダもある。
こうして、8時半ごろ、自宅を後にした。
予定通りのコースを回り、3時ごろ自宅に帰ってきた。
途中、実母から電話があり、キッチンの自分の部屋の電気がつかないと言っていたが、
大丈夫であった。
実母へお土産の柿も買ってきた。
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🔶2024/11/21木(母89歳)
今日は、母の同級生で仲良しのHさんを、電話で誘ってみた。
「天気もいいし、紅葉もキレイだから母のところへ遊びに来ませんか。
私が送り迎えしますよ。」
幸い都合が良いらしく、快諾だった。
そこで、母に電話をタッチしたところ大喜びだった。
3年ほど前までは、自分たち同士で電話のやり取りをして行き来をしていた。
Hさんも電車で来ることができていた。
ところが、ここ2、3年で、認知症の母が約束を忘れたりすることがあったので、
必ず僕が電話のやり取りに入り、メモを取るようにした。
実は先日、Hさんと会う約束したのだが、
その翌日Hさんの方が、「いつだったかしら。」のような電話をくれた。
僕は、Hさんも同じく89歳なのでやばいかなと思い、当日の約束の方がいいと思ったのだ。
さて、車で30分ほどかかるのだが、
母を乗せてHさん宅向けて出発。これが10時過ぎ。
30分後に、Hさん宅に着き、すぐに僕の車に乗った。
母とHさんの車中の会話で、二人が一致していたことは
「歳を取ったら、健康が一番!お金があっても、健康じゃないとどこへもいけない」
であった。
🔹K公園で紅葉を見る
僕の自宅に向かう途中、紅葉で真っ盛りのK公園に寄った。
母の肩につかまりながら歩くHさん
「まあ、キレイ!」
二人とも、紅葉の美しさに大満足していた。
そして、「ありがとう。」と、僕に何度も言ってくれた。
池の端で、こんにゃくを食べながら、紅葉をしばし味わった。
🔹僕(というか母)の自宅に到着
自宅に着いてからは、
途中セブンイレブンで買ってきたお弁当などを二人で食べていた。
僕は、お茶だけ出してあげた。
ここでも「ありがとう。」と、言ってくれた。
心配なので、帰りも自宅まで車で送る。
近くの友達のところへよく連れて行ったものだが、
近年車で5分、10分、15分の友達が次々と亡くなり、
車で30分となった。
それでも、私がサポートしないと連絡すらおぼつかない。
私がサポートするしかあるまい。
そうすれば、会って楽しいひと時を過ごせるのだから。
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🔶2024/11/20水(母89歳)
いつものように、朝食のパン(万田酵素入り)・薬・果物の「柿」(妻が用意)した。
今日は、ディサービスの日(月・水・金の週3日)だからと、7時過ぎに起こしに行った。
10度を下回る気温なのですが、ストーブの灯油がほとんどなくなっていた。
そこで、僕が入れてあげようとすると
母「何もやっていないから、私が入れるて。」
と言った。構わず僕が入れた。
というのは、入れる時に失敗してこぼしてしまうことがあるからだ。
僕が入れて、持っていくと、
母「ありがとう。」
と言っていた。