子育てがうまくいくヒント © 2022 泉河潤一 All rights reserved.

A『パパの子育て奮戦記』──初めての方へ

パパを卒業した私が、このnoteを書いている理由

──20年後も、あたたかい親子でいられるヒントを届けたくて

子どもが大人になっても、あたたかい親子でいたいパパ・ママへ。

『パパの子育て奮戦記』は、二人の娘の子育てを終え、就職・結婚まで見届け、今もあたたかい親子関係を築いている父親・泉河潤一が、若いパパ時代の実話を、20年後の親子関係から見つめ直して届けるnoteです。

子どもが小さかった頃の何気ない会話。
一緒に遊んだ時間。
しつけ、お手伝い。
ほめたこと、叱ったこと。
学校行事、家族行事。
習い事、勉強、進路の相談。

当時は夢中で過ごしていたその一つひとつが、今振り返ると、親子の信頼関係を育てる小さな種まきだったのだと感じます。

今の小さな関わりが、20年後のあたたかい親子関係につながる。

そのことを、父親としての実録と、37年間子どもと向き合ってきた元小学校教師としてのまなざしを通して、やさしく綴っていきます。


パパ卒業──2025年3月末

2025年3月末、次女が大学を卒業し、4月から大手の監査法人で働き始めました。

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2025年3月 大学を卒業した次女

長女は、2021年3月末に大学を卒業し、すでに社会人として働いています。
そして2024年7月、大学時代の先輩と結婚式を挙げました。

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2024年7月 結婚式での長女

子育て終了の一つの目安を、
「子どもが就職し、社会人として自立すること」
と考えるなら、私は2025年3月末で、20年以上にわたる子育てを卒業したことになります。

もちろん、親子の関係はそこで終わるわけではありません。
子どもが大人になってからも、親子のつながりは続いていきます。

でも、父親としての「子育て期間」は、ひとまず大きな区切りを迎えたのだと思います。


子育て期間中、ずっと願ってきたこと

子育ての中で、私がずっと大切にしてきたことが二つあります。

一つ目は、
子育ての醍醐味を、父親として思い切り味わうこと
でした。

子どもと思い切り関わり、楽しい時間を共有し、宝物のような思い出をたくさん作ること。

肩車をする。
一緒にお風呂に入る。
絵本を読む。
公園で遊ぶ。
家族で出かける。
行事を楽しむ。
勉強をみる。
習い事や進路について話し合い、応援する。

そうした一つひとつの時間を、できる限り大切にしてきました。

振り返ってみると、この願いについては、父親として悔いがないと言えるほど、心ゆくまで満喫できたと思います。

二つ目は、
子どもたちが高校生・大学生、そして社会人になっても、楽しく交流できる、あたたかい親子関係を築くこと
でした。

子どもが高校生になっても、大学生になっても、楽しく会話ができること。
進路などのシリアスな話も、率直にできること。
社会人になっても、一緒に食事をしたり、旅行をしたりできること。

そういう親子でいたいと、私はずっと願ってきました。

長女が7歳、次女が3歳の頃には、すでにこの願いをはっきり持っていました。

ありがたいことに、その願いは今、形になっていると感じています。

高校時代には、長女とも次女とも、月に1回ほどランチデートをしていました。

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高校生の次女とランチデート

大学時代は県外にいたので毎月とはいきませんでしたが、それでも何度かランチデートやディナーデートを楽しみました。

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2018年11月 大学生の長女とディナーデート

社会人になってからも、娘たちとディナーデートをしたり、コロナで延び延びになっていた家族旅行を実現したりすることができました。

子どもが大人になっても続く、あたたかい親子関係。
それは、私が父親として本当にほしかったものでした。

だから今、その関係が続いていることを、心からありがたく、うれしく感じています。


私が考える「子育ての成功」

ここで少しだけ、私が考える「子育ての成功」について書かせてください。

子育ての成功と聞くと、学歴、就職、収入、社会的な評価などを思い浮かべる方もいるかもしれません。

もちろん、子どもが社会の中で自立し、自分らしく生きていけることは大切です。

でも、私が考える子育ての成功は、それだけではありません。

私にとっての子育ての成功は、次の三つです。

一つ目は、
子どもがその子らしく、かしこく・つよく・あたたかく育つこと。

二つ目は、
親自身が、子育てを心ゆくまで楽しむこと。

三つ目は、
子どもが大人になっても続く、あたたかい信頼関係のベースを築くこと。

この三つがそろってこそ、私は「子育てが幸せに実を結んだ」と言えるのではないかと思っています。

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2022年1月 二人の娘と自宅にて

子育ては、結果だけではありません。
プロセスそのものです。

子どもが小さい頃の時間。
一緒に笑った時間。
困ったときに向き合った時間。
親として迷いながらも、手をかけ、言葉をかけ、愛情をかけた時間。

その積み重ねが、やがて親子の信頼関係を育てていくのだと思います。


So-net育児ブログ『あったかい家族日記』という20年の記録

長女が小学校1年生になったばかりの2005年5月24日、私はSo-netブログで『あったかい家族日記』を書き始めました。

そこから、長女が結婚式を挙げた2024年7月6日まで、約20年間にわたり、子育ての記録、家族の記録を1400号余り書き続けました。

書いてきたのは、特別な出来事だけではありません。

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1998年8月 生まれて間もない長女を抱く私

長女や次女が生まれた喜び。
初めて歩けたこと。
初めて自転車に乗れたこと。
「おやすみ」や「ありがとう」などの日々のしつけ。
ほめたこと、叱ったこと。
自由研究に一緒に取り組んだこと。
父と子の勉強会。
娘との一対一のデート。
お遊戯会、マラソン大会、運動会での応援。
キャンプや家族旅行などの家族イベント。
習い事や部活動の送迎と応援。
ケガや病気のときの対応。
生徒会選挙をめぐるサポート。
卒業、受験、就職、結婚式。

約20年間の子育ての中で起きたさまざまな出来事に、父親として、また夫婦としてどう向き合ってきたのか。

その一つひとつを、できるだけ具体的に綴ってきました。

私は、仕事には真摯に取り組みたいタイプでした。
でも同時に、
家族を仕事の犠牲には決してしない
という思いを強く持っていました。

だから、子育てにも本気でした。

子育て中は、いつもいつも様々な課題がありました。
悩んだことも、迷ったことも、思うようにいかなかったこともあります。

それでも、振り返ってみれば、子育ては本当に楽しい日々でした。

So-net育児ブログ『あったかい家族日記』は、一人の父親として真剣に子育てに向き合ってきた記録であり、わが家の家族の歴史そのものでした。


突然消えてしまった『あったかい家族日記』

ところが、次女の大学卒業、つまり私の「パパ卒業」とタイミングを合わせたかのように、2025年3月末でSo-netブログが終了していました。

私はバタバタしていて、移行手続きを忘れていたのです。

1400記事余り。
1記事あたり平均1時間半ほどかけて書いてきた記録。
父親として生きてきた証。
家族の歴史。

それが消えてしまったとわかったとき、私は一時、茫然自失の状態になりました。

「なんとかなりませんか」

新会社にメールもしましたが、移行対応期間が過ぎている以上、どうすることもできませんでした。

「ちょうどパパ卒業と同時に、育児ブログも卒業ということなのかもしれない」

そう思って、何とか気持ちを切り替えようとしていました。

ところが、その後、パソコンの中に『あったかい家族日記』のPDFファイルが1185号まで残っていることがわかりました。

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『あったかい家族日記』1185号のPDFファイル

完全に消えたと思っていた家族の記録が、まだ残っていたのです。

そのとき、私は思いました。

この記録を、このまま眠らせておくのは、やはりもったいない。
もう一度、今の子育て世代に届く形で、甦らせてみよう。

それが、note『パパの子育て奮戦記』を始めた大きな理由です。


なぜ、今あらためて復刻するのか

So-net育児ブログ『あったかい家族日記』は、当時のSo-net育児ブログ部門で、多くの子育て中のパパ・ママに読んでいただきました。

育児部門の約4,000ブログの中でトップ10の常連で、累計アクセス数は400万を超えました。
コメントやniceもたくさんいただきました。

ブログを読んだ、テレビ東京のディレクターから連絡をいただき、「家族の時間」という番組に出演したこともあります。

また、ブログに書いてきた内容をもとに、2015年には子育て本
『うちの子、どうして言うこと聞かないの!と思ったら読む本』
を出版することもできました。

この本は、その後、タイ語・ベトナム語・中国語にも翻訳出版されました。

ただの「子どもが可愛い」という記録ではなく、父親としての実体験に、教職という専門的な立場からの視点も重ねていたからこそ、多くの方に読んでいただけたのだと思います。

一方で、不安もありました。

私の子育ては、平成から令和にかけての子育てです。
今の子育て世代とは、時代感覚も生活環境も違う部分があります。

共働き家庭はさらに増え、シングルマザー・ファーザー、ワンオペ育児などの問題も、より身近なものとして語られるようになりました。

スマホ、SNS、YouTube、ゲームとの付き合い方も、私が子育てしていた頃よりずっと難しくなっているように感じます。

安全教育一つをとっても、今の子どもたちは、ネットやSNSを通したトラブルなど、また違う危険にさらされています。

だから、正直に言えば、

「今の世代には、もう合わないかもしれない」
「古いと思われるかもしれない」
「役に立たないかもしれない」

という不安もありました。

でも、考えていくうちに、こう思うようになりました。

子育てには、時代が変わっても変わらない部分も確かにある。

忙しさの中で、どう子どもと向き合うのか。
夫婦でどう協力し合うのか。
しつけをどう考えるのか。
家族の時間をどうつくるのか。
親子の会話やふれあいの時間を、どう大切にしていくのか。
塾や習い事をどうするのか。
勉強や進路をどうサポートするのか。
子どもがつまずいたとき、親はどう寄り添うのか……

形は変わっても、親が悩む根っこの部分には、今も通じるものがあるはずです。

だから、1400記事余りの中から、今のパパ・ママにも役立ちそうな記事を厳選して、noteで再構成して届けることにしました。


ただの復刻ではなく、20年後の視点を添えて届けたい

『パパの子育て奮戦記』は、ただ昔の記事をそのまま載せるだけの復刻ではありません。

前半では、若いパパ時代に書いた実話を、できる限り本文は当時のままにして小見出しを入れるなど読みやすく整えています。

そして後半では、
「今、振り返ってみて」
として、子育てを終えた現在の視点から、その出来事の意味をもう一度深く見つめ直しています。

当時は、私自身にも十分にはわかりませんでした。

この関わりでよかったのか。
この言葉かけでよかったのか。
このしつけは、将来どんな意味を持つのか。
この家族の時間は、子どもたちの心に残るのか。

子育ての最中は、答えがすぐには見えるとは限りませんから。

でも今、娘たちが社会人になり、長女は結婚し、なおあたたかい親子関係が続いている姿を見ると、あの頃の小さな関わりには、確かに意味があったのだと感じます。

もちろん、すべてが完璧だったわけではありません。
うまくいったこともあれば、今振り返ると反省することもあります。

だからこそ、今のパパ・ママに対して、

「その関わりは、きっと未来につながっていきますよ」

と励ますこともできますし、

「ここは、少し気をつけた方がいいかもしれません」

とお伝えすることもできます。

若いパパ時代の実話を、20年後の親子関係から見つめ直して届ける。

それが、『パパの子育て奮戦記』の大きな特長です。


読んで終わりではなく、今日の子育てが少し変わるきっかけに

記事を何本か書き続けるうちに、私はこう思うようになりました。

ただ「面白かった」
ただ「ためになった」
だけで終わるのではなく、読んでくださった方の今日の子育てが、少しでもよくなるきっかけになったらうれしい。

そこで、『パパの子育て奮戦記』では、後半に次の二つを入れることにしました。

📝 自分に問いかけてみる時間

📝 簡単なワーク

問いかけでは、記事の出来事を読者自身の家庭に引き寄せて考えられるようにしています。

ワークでは、今日か今週、少しだけ試せる小さな行動を提案しています。

たとえば、子どもにひとこと「ありがとう」と伝える。
週1回は一緒に夕食を囲む。
寝る前には、「おやすみ」と言ってハグする。
家族の誕生日に短いメッセージを書く。
子どもの小さな成長を言葉にしてほめる。

どれも、難しいことではありません。

けれど、そうした小さな関わりの積み重ねが、親子の信頼関係を育てていくのだと思います。


初めての方へのおすすめ記事ガイド

初めて読んでくださる方に向けて、テーマ別のおすすめ記事を別にまとめています。

「真似できる子育ての工夫」
「しつけ」
「仕事と家族の両立」
「子どもが大人になってからの親子関係」
「家族の絆、家族の幸せ」
「学びや進路」

など、関心に合わせて読んでいただけるように整理しています。

👉 『パパの子育て奮戦記』おすすめ記事ガイドはこちら


泉河潤一について

少しだけ、私自身のプロフィールも紹介します。

私は、二人の娘を育て、就職・結婚まで見届けた父親です。

また、37年間、小学校教員として子どもたちと向き合ってきました。

特別支援学校小学部担任を3年、
小学校特別支援学級担任を10年、
小学校通常学級担任を約20年経験しました。
特別支援教育コーディネーターも8年務めました。

上越教育大学大学院では、ソーシャルスキル教育について研究しました。

2015年には、子育て本
『うちの子、どうして言うこと聞かないの!と思ったら読む本』
をディスカヴァー・トゥエンティワンから出版しました。

この本は、2018年にタイ語・ベトナム語・中国語にも翻訳出版されました。

現在は、発達凸凹な子ども専門の個別学習塾「ミラクル」を運営しながら、親向けの子育て講座にも取り組んでいます。

ただ、このnoteで一番大切にしたいのは、肩書きではありません。

一人の父親として、子育てに本気で向き合ってきたこと。
そして、子どもが大人になった今、あの頃の関わりの意味を、あたたかく振り返ること。

それを、子育て真っ最中のパパ・ママに手渡していきたいと思っています。


このnoteを読んでくださる方へ

子育ては、楽しいことばかりではありません。

悩むこともあります。
迷うこともあります。
思うようにいかないこともあります。

仕事で疲れている日もある。
子どもにきつく言いすぎてしまう日もある。
夫婦で考え方が合わず、ぶつかることもある。
「これでいいのかな」と不安になることもある。

でも、振り返ってみると、子どもと過ごした日々は、かけがえのない宝物でした。

そして、今だからこそ思います。

親が子どもに向けた小さな言葉。
一緒に過ごした短い時間。
手をかけ、言葉をかけ、愛情をかけた日々。

それは、すぐに結果が見えるものではありません。
でも、子どもの心の中に少しずつ積み重なり、やがて親子の信頼関係を育てていくのだと思います。

このnoteが、今まさに子育ての中にいるパパやママにとって、少しでも励ましやヒントになればうれしいです。


最後に──いつか親になる娘たちへ

このnoteには、いつか親になるであろう娘たちへのメッセージも込めています。

長女アキコ、次女クニコへ

お父さんは、仕事には真摯に取り組まないと気が済まないタイプでした。
でも、子育てや家族を、仕事と同じくらい、いやそれ以上に大切に思ってきました。

思うだけではなく、実際にたくさんの時間と労力をかけて関わってきたつもりです。

パパとママは、子育てを夫婦の最高のプロジェクトだと思って、二人で真剣に向き合ってきました。

子育てを決して甘く見てはいけません。
可愛いだけでは済まないこともあります。
病気もするし、ケガもする。
友達関係で悩むこともある。
親の細かな配慮や支えが必要な場面も、たくさんあります。

でも、子育ては、手間をかけるだけのことが十分すぎるほどあります。

子どもの成長を支え、見守ることは、本当に楽しいことです。

お父さんは、子育てがとても楽しかった。
その醍醐味を、心から味わうことができました。

アキコやクニコにも、もし将来、親になる日が来たら、その醍醐味を思う存分味わってほしいと思っています。

そして、自分の子どもが大人になっても、笑顔で会話し、助け合える、あたたかい親子関係を築いてほしい。

そのためのヒントになるように、約20年の記録の中から記事を選び、noteで再構成しています。
一つ一つ読んでほしい。できたら、ワークにも取り組んでほしい。

時代は変わっています。
お父さんの子育ての時代とは違うこともたくさんあるでしょう。

それでも、きっと役に立つことはあるはずです。

アキコ、クニコの未来。
そして、その子どもたちの未来が、あたたかく輝くことを願っています。

そして、この文章を読んでくださっているパパ・ママの毎日にも、少しでもあたたかい「親子の宝物の時間」が増えていきますように。


最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

『パパの子育て奮戦記』では、若いパパ時代の実話を、20年後の親子関係から見つめ直しながら綴っています。

子どもが大人になっても、あたたかい親子でいたい。
そう願うパパ・ママに、少しでもヒントを届けられたらうれしいです。

また読んでみたいと思ってくださった方は、フォローをお願いします。

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