去年から、コーヒーの味わい方に凝っています。
きっかけは、私の癒しの場カーブドッチ。そのエリアにある、カイホロKAIHOLOという喫茶店の女主人Oさんとの出会いでした。
カーブドッチヴィネスパの隣にあるカイホロ
そのOさんは、カーブドッチ全体(レストラン・薪小屋・スパ…)にコーヒー豆を卸し、自らも敷地内の喫茶店カイホロで出すコーヒーの焙煎もしています。気さくな話好きな人なので、行くとおしゃべりを楽しんでいます。
いくらおしゃべりが狙いでも、ただというわけにはもちろんいかないので、コーヒーやランチセットを注文することになるわけですが、コーヒー豆を卸していると聞いて、コーヒーについて色々と聞いてみたのです。
🔸1 Oさんに聞いたコーヒーの淹れ方
①90℃ぐらいで淹れると良い。沸騰した熱湯で淹れると、香りが吹き飛んでしまい、どの豆でも味がほとんど同じになってしまう。
これには仰天しました。Oさんのお店では、コーヒー豆も販売していて、100グラム700円程度のものから、1300円程度のものまで10種類販売しており、全部試してみようと3種類試したところでしたから。これでは高いお金を叩いた意味がないと…。
Oさんは、1℃単位で温度を設定できる電気ポットを使っていました。
それを写メしつつ、自分でも色々とAmazonで研究したところ、結局1℃単位の設定ができるということで、同じ機種を購入することになりました。
注ぎ口も細くて、弧を描くように、お湯を注ぐことができます。
②少しだけお湯を注いで、30秒蒸らしている。
僕は、20秒から30秒で蒸らしていましたが、30秒に決めました。
③その後、3回ぐらいに分けて、お湯を注ぐ。一度にたくさん注ぐか、細かく何度かに分けて注ぐかで、味が変わってくる(味が苦かったり、薄かったり・・・)。
うーん、そんなことでも味が変わってくるのか。奥が深いのだな。
④最後の最後まではコーヒーを淹れないようにしてはいる(少し捨てる)が、人によっては最後を入れた方が美味しく感じるとは思う。
その後、水の話や、焙煎の話なども聞いたのですが、水や焙煎の良し悪しでもコーヒーの味は変わってくるのだといいます。
やっぱり奥は深いのだな。
僕はペーパーフィルターを使って入れているので、それに合うように挽いてもらっていましたが、
「豆のままの方が空気と触れる表面積は狭いので、そっちの方が酸化しにくい」
と聞いたので、コーヒー豆のまま買ってきて、自宅で挽くように変えました。わざわざ自動でコーヒー豆を挽く機械を買って。
というわけで、Oさんと出会ったおかげで、それまでは小川珈琲店のフェアトレードモカブレンドを愛飲していたのですが、
昨年末に
・Oさんが選び・焙煎したコーヒー豆を
・自分で自宅で挽いて
・少し贅沢ですが「白神山地の水」を使って
・90℃で淹れる
というやり方に変えました。
そうして自分で淹れた朝2杯のコーヒーを美味しく飲みながら、書斎で1日のプランを練っていました。
🔸2 1分コーヒー瞑想で深く味わう ー『働くオトナ女子のための1分ヨガ大全』よりー
そんな生活を約2ヶ月味わっていた、この頃、知人が『働くオトナ女子のための1分ヨガ大全』777円という本をKindle出版しました。その本の中には、
「仕事のすきま時間に心整う、 1分間コーヒー瞑想」
が紹介されていました。次の4ステップです。
🔹1分コーヒー瞑想
①1ホットコーヒー(または選んだ飲み物)を用意します。
※コーヒーカップが熱すぎないように注意しましょう。②以下略。
コーヒーの淹れ方、味わい方に凝っていた私は、さっそく試してみました。
🔹コーヒー瞑想の結果は…
①まず、心を込めて作ったコーヒーの入ったカップを両手で包んで、その温かさを感じました。
その直後、僕はこの温かな感覚と共に、真冬のある日にワープしていたのです。
昔、真冬の雪の中、セブンイレブンで買った温かいコーヒーを手にもった時、本当に温かな心地よさを感じながら、車中でコーヒーをすするようにして飲んでいたシーンです。
「あぁ、あの時は、寒い雪の中、コーヒーカップを手にして元気が出たよな🥰」って
②次に、コーヒの香りを嗅ぎながら、一口を口に入れ、ゆったりとまず舌で味わってみました。
そしたら、自然と次のような思いが湧き出してきました。
・コーヒー豆は南の暖かい国で作られているんだよな。
美味しいコーヒー豆ができるようにと栽培しているんだよな。
・そして、船で運ばれて、あのカイホロのOさんが、おいしさが精一杯引き出されるように焙煎したんだよな。
・その豆を買ってきて、自宅で挽いた僕は、白神山地の水を使って90℃になるまで沸かし、それを丁寧に注いだ。
・僕も含めて、美味しいコーヒーができるように、精一杯作ったものを今飲んでるんだ。
③④コーヒーの温かさをカップを通して感じ、香りを味わい、ゆったりとまず舌が味わい、その後喉を通して体に入る。コーヒーの味わいに意識を集中させて深く味わう。
それを何度か繰り返したところ、ほっとしたひとときを作ってくれた「コーヒーありがとう」。
自然とこう思えた。
時間を見てみたら、3分と少し経っていました。
味わい方でこんなに違うのか!
🔸3 美味しいコーヒーを淹れるだけでは、深くコーヒーを味わうことはできない
今までは、美味しいコーヒーを淹れることに注力してきました。
・美味しい豆を選び、美味しい水を使い、適当な温度のお湯で入れて…
それなのに、肝心の味わう段階では、1日の予定を考えながら流し込む。
まろやかでおいしいなぁとはふと感じていましたが、じっくりと味わうまではとてもいっていないことに気がつきました。仕事の片手間で飲んでました。
せっかく美味しいコーヒーを淹れたのだから、じっくり味わわなくては!
そう思えた、コーヒー瞑想でした。
美味しいコーヒーを淹れるだけでは、完結しない。
美味しく味わう行為が重なって、深くコーヒーを味わうことができると気づかせてくれたコーヒー瞑想でした。
ちなみに、コーヒーでなくても、紅茶でもハーブティーでも、同様でしょう。
*追伸
『働くオトナ女子のための1分ヨガ大全』777円には、
まだまだ試したいヨガ瞑想がたくさんあります。
例えば、
・「1分イライラ解消法」
・「1分みぞおちマッサージ法」…
777円の元を取るべく、色々試してみようと思います。