学校から来た点検カードをもとにしながら、アキコと一緒に自転車安全点検を行った。タイヤの空気が少ないことに気づき、空気を入れた。そして、ついでに安全な乗り方についても指導した。我が子の命を守ること。これは最も優先度の高い親の仕事といわねばならない。
自転車安全点検!2006.9.11 ー事故からわが子の命を守るー
9月10日(日)午後、アキコ(小2)と一緒に自転車の安全点検を行った。
学校から保護者宛てに、自転車安全点検のお願いおよび点検カードがきていたのである。
これは大事なことだと思い、この日は基本的に仕事の日であったが、私がしっかり点検することにした。
安全点検の実際
点検カードを手にしながら、
私「アキコ、自転車を持ってきておいで、一緒に安全点検をしよう!」
アキコ「はーい。」
私「アキコ、乗ってごらん。 両足は地面に付くかな? 」
アキコ「付くよ。」
私「う~ん、それくらいなら丁度いいか。 あと、サドルはぐらぐらしないかな。」
(かなり強い力で動かしてみる。)
「大丈夫みたいだね。」
私「少し乗って、ブレーキをかけてごらん。 ブレーキがきかないと大変だよ。」
アキコ(両手でほぼ同時にブレーキをかける。)「きくよ。」
私「片方ずつやってごらん。右は前のブレーキ、左は後ろのブレーキなんだ。」
アキコ(片方ずつかける。)「いいみたい。」
私「スピードを出しているとき、右の前ブレーキだけかけると、後ろが浮いたりして危ないんだよ。両方かけるといいよ。」
私「ベルを鳴らしてみて。」
アキコ(鳴らす。リンリン。)
私「ライトを付けてみて。」
アキコ(付ける。)「付いたよ。」
私「反射板は? 大丈夫だな、(汚れてないし)後ろからよく見える。」
私「う~ん、ハンドルは大丈夫かな。 大丈夫だな。」(やんちゃな乗り方をしていると、ハンドルとタイヤの位置がぶれていることがある。)
この後、ペダル、ねじのゆるみ、キーキーいってすれていないかなど、(変速機があればその調子など)を点検した。
私「タイヤの空気が少し足りないね。 ほら、見てごらん。」(指で少し押しただけでずいぶんへこむ。)
アキコ(自分でも押してみて)「ほんとだ~。」
私「タイヤの空気が少ないと、パンクしやすいんだよ。パンクすると、すいすい運転できなくなって、引いて歩かないといけなくなるんだよ。」
アキコ「ふ~ん。」
私「空気入れをもってきて。」
アキコ(もってくる)「はい。」
私は、空気を入れてみせる。
私「はい、これで大丈夫。」
アキコ「ありがとう。」
この後、家のすぐ裏の丁字路で一時停止することを実地で教えて、自転車安全点検&ちょっとした安全な乗り方指導の終了となった。この間、約15分である。
安全点検を通して得たこと
この自転車安全点検を通して、私は何を得たのだろうか。ざっと思いつくところをあげてみる。
1.わが子の自転車を安全な状態にできた。(タイヤのパンクを防いだ。)
2.自転車の安全点検の仕方を教えた。(今は一緒にしているが、高学年ならアキコにメインにしてもらえるようになるだろう。)
3.安全点検は大切なものであること。そしてわが子の命(安全)が何よりも大切であると思っていることを、わが子に暗黙に伝えることができた。 2および3の結果、わが子の私への信頼は当然増すことになる。
4.同じく我が子の命(安全)が何よりも大切であると思っている妻の信頼を得ることができた。
さて、学校によっては業者が自転車の安全点検を行うところもあるようだ。親はその分楽ではある。
だが、それによって得られることは、上記の「1.わが子の自転車を安全な状態にできた。」ということだけである。
2の安全点検の仕方をマスターすることはもとより、安全への意識を高めたり、わが子の信頼が高まることもない。つまり、楽したようでいて、親子の絆、信頼感を深める機会を失っているわけである。
わずか15分、こんなよい機会はないと、私は思っている。
この4月も、そして昨年度も私が自転車の安全点検をした。おそらくは、今しばらくその役割を果たし続けるだろう。
追記
・この日、近くの店で自転車用ヘルメットを購入予約した。(アキコの好きな色がなかったので予約にした。)ヘルメットもできるなら使わせたい。
・こういう時に普段なかなかかかわれないでいる父親が「命を守るためにとっても大切なことなんだよ。」と、さっとやるとわが子も妻もぐっと父親への信頼感が高まると思うのだがどうだろう。