目次から検索、子育てがうまくいくヒント

愛の伝わる誕生日の祝い方

誕生日を祝うというと、たいてい誕生日ケーキとプレゼント、とりわけ「何をプレゼントするか」に注目するのではないでしょうか。しかし、これだけでは工夫の視点がせまくなります。なぜなら人が求める愛の形は5つもあり、プレゼント(贈り物)はその一つに過ぎないからです。

その5つの愛の形とは、①肯定的な言葉 ②クオリティ・タイム(相手と価値ある時間を共に過ごす) ③贈り物 ④サービス行為(お手伝い) ⑤シークレット(秘密) です。

10月21日は、実母の84歳の誕生日でした。それをどのように祝ったかを紹介しながら、5つの愛の形を紹介しましょう。

5つの愛の形で実母の誕生日を祝う 2019.12.8 1819

わが家には、家族全員の誕生日を祝う伝統があります。もう20年ほども続いている伝統です。
母の誕生日は、月例家族会議でも、マークしていた大切な日でした。この日は月曜日でしたが、息子の私は勤務校の文化祭の代休で1日お休みでした。だから、丸1日、母のために時間を使うことができたのです。
次のように祝いました。
時系列で紹介します。

1.まずは誕生日のお祝いメッセージから

1日の始まりは大事。
いつものことですが、息子としてお祝いの誕生日メッセージを書きました。

■色紙に書いたお祝いのメッセージ

お母さん誕生日おめでとう!

大好きだよ♡ ファーザーより

そして、実母が起きていたところを見計らって、
「お母さんおはよう、誕生日おめでとう!
と言って、この色紙を渡しました。

実母は、笑顔で受け取り、
「おはよう、ありがとう。」
と言いました。そして、「もう84歳だよ」と言いながら、「幸せだわ」と言いました。
そして、家族のみんなからは、ホワイトボードに書かれた、次のお祝いメッセージが贈られました。
(妻は出勤、次女クニコは登校)

■ホワイトボードに書いたお祝いのメッセージ

お母さん 誕生日おめでとう♡

ファーザー、タカちゃん、クニコ

そして、いっしょにお茶を飲みながら、1日の予定を確認しました。
ケーズデンキで電気毛布と電子レンジを買うこと。
コメリやムサシで、窓に貼る目隠しシートやお花、日常必要な細々としたものを買うこと。
ランチをSレストランでいっしょに取ること。
夕食はカツ丼を実母から作ってもらうこと。
帰宅した後、夜は誕生日ケーキでお祝いすること。
もちろん、お店へは文化祭の代休の私が連れて行くわけです。

2.お店回り その1 ケーズデンキ、イオン、レストラン

①ケーズデンキで買い物

10時頃、ケーズデンキに着きました。
そして、電気毛布を買いました。サイズがいろいろとあり、実母の希望通りにしました。
20年ほども使っているシャープの電子レンジを買い換えるべく、同じようなダイヤル式の電子レンジを買いました。未だ使えていたのですが、プレートが回転しなくなって久しく、いつ壊れてもおかしくない状態でしたから。

②イオンで買い物

実母「イオンに行ってみたい。」という要望に応じて、イオンに行きました。
母は、服を見たり、毛止めを買ったり、レンゲを買ったりしました。クリープやスティックシュガーなども買いました。

③Sレストランでランチ

午後1時近くになって、レストランに入り、お気に入りの五目うま煮ラーメンを食べました。
母の話す昔の話をよく聞いて、相づちをうっていました。
実母「幸せだの。」
と言いました。

3.お店回り その2 ムサシ、花屋、パン屋、コメリ

昼食後、またお店回りをしました。

④ムサシ

窓に貼る目隠しシート、セロテープ、サランラップ、金魚浄化槽シートなどを購入。
・母の大好きな犬や猫コーナーを見ました

⑤花屋

・実母はいろいろな花を見ることを楽しみました。
・結局ミニシクラメンだけ購入。

⑥パン屋

・母のお気に入りのパンを購入。

⑦コメリ

新聞を入れるケースがダメになったので、母の希望で代わりのものを購入。
・いろいろと花を見て、大文字草などを購入。

こうして7つのお店を回って、母が希望したものー大きいものでは電気毛布、小さいものでは毛止めーを買ってきました。
朝の9時半に家を出て、帰宅は午後の3時半、ちょうど6時間、私と母はずっといっしょにいて買い物をしたり、ランチをしたりしていました。
私が母を連れ回してのではなく、母の行きたいところへ連れて行きました。
「花屋はさっき行ったでしょ。」と言わず、花屋は2店舗見て回りました。
母「行きたいお店に行けて、幸せだわ。」
と言いました。

4.電子レンジの取り替え、電気毛布をセット…、整理

この買い物のあとが一苦労でした。
さっそく古い一部こわれていた電子レンジと新しい電子レンジを置き換えました。
その後、母のベッドの布団を冬物に替えつつ、新しい電気毛布に換えました。冬物の毛布を取り出すことなど、結構時間がかかりました。
金魚の浄化槽シートも新しいものに換えました。
その後、母の求めに応じて、食器棚の整理を手伝いました。今までの母なら、一人で難なくやってしまうことができずにいたことがわかりました。それも、処分していいものかどうか聞けずにいたことも。いっしょにいくつかの要らない物を処分し整理しました。
時間が意外にかかり、なんだ、かんだで5時。1時間半かかっていました。

5.長女アキコからお祝いの電話

丁度5時頃、孫である長女アキコからお祝いの電話が入りました。
実母は本当にうれしそうにしていました。

■孫のアキコとうれしそうに話す実母

6.夕食のカツ丼を作る母

夕食は実母にカツ丼を作ってもらいました。

誕生日の人に作らせるのか!ではなくて、母に作ってもらうことで、母はまだまだ家族の役に立てることを実感してもらうためでした。

私「お母さんの作ったカツ丼は、最高だね!

母は、そう言われて幸せだとは口に出して言いませんでしたが、うれしそうにしていました。
ちなみに妻は、誕生日ケーキを買ってきたり、カツを買ってきたりしました。

※ 普段は妻が家族の夕食を作っています。実母は味噌汁だけ作ってもらっています。私は、実母の朝食を作っています。普段、実母は自分の昼食を作っています。

7.誕生日ケーキと誕生日プレゼントで祝う

夕食後、誕生日を祝ってケーキを食べました。
ハッピーバースデーツーユー♪を歌いながら。
ここでも、母は「幸せだの」と言いました。
そして、次女クニコは、実母(クニコからは祖母)に誕生日プレゼント&メッセージを渡しました。

■次女の誕生日プレゼント&メッセージ

8.長女アキコからの誕生日プレゼント

さて、9時にはおひらきとなって、私は2階の書斎は入りました。
しばし休憩後、3日ほど前長女アキコからフォトブックが届いていたことを思い出しました。
私は、あわてて階下に行き、実母にそれを渡しました。
実母は、うれしそうにフォトブックを見ながら、
実母「アキコは、大学でも楽しんでいるだの。アルバムを送ってくれて、うれしいわ!」
母がこのアルバムを見ている間、口に出して幸せだと言おうが言うまいが、十分に幸せであることが伝わってきました。

■フォトブックを楽しそうに見ている実母

9.家族全員の誕生日を祝う伝統

「家族全員の誕生日を祝う」ことは、「親子でつくる宝物の時間」の第3章でも書きましたが、約20年続いているわが家の伝統です。直近では、Kindleの第1話「妻の最高の笑顔」でも、書いたことです。
誕生日に、実母は「幸せだ」と5回も口にしました。本当に幸せを感じる1日だったと思います。

10.5つの愛の形とは?

いよいよテーマである「5つ愛の形とは何か?」について書きます。
その5つの愛の形とは、①肯定的な言葉 ②クオリティ・タイム(相手と価値ある時間を共に過ごす) ③贈り物 ④サービス行為(お手伝い) ⑤シークレット です。
今回の場合で言えば、

① 肯定的な言葉

たとえば、

・「誕生日おめでとう。」
・「お母さん、大好きだよ。」
・「お母さんの作ったカツ丼最高だね。」
・「ああちゃんへ、お誕生日おめでとう! だんだん寒くなってきたから、モコモコのくつ下で温かくしてね」…

② クオリティ・タイム

たとえば、

・6時間、母の好きな買い物に付き合ったり、食事をしながら会話したりしたこと。
・誕生日ケーキを食べながら楽しく会話したこと…。

③ 贈り物

たとえば、

・電気毛布…毛止め、お花、くつ下、誕生日ケーキ、フォトブック…。

④ サービス行為

たとえば、

・サランラップ、クリープ、毛止めやレンゲなど必要な日常品を買ってきたこと
・電気毛布のセットと合わせて、冬物の布団を出したり、ベッドの整理をしたこと。
・食器棚にある不要品を整理するのを手伝ったこと…

⑤ シークレット

最後の5つめはシークレット(秘密)です。ごめんなさい。どうしても知りたい方は、付記をお読みください。
これは、本文には具体的に書いてはいませんが、次女のクニコがやってくれました。

誕生日をどのように祝ったら喜ばれるでしょうか。
多くの人は、プレゼントに注目すると思います。
何を送ったら喜ばれるかと、思い巡らすわけです。
もちろん、それも大事ですが、贈り物は愛の形の一つだけ。
まだ、4つもの愛の形 ①肯定的な言葉 ②クオリティ・タイム(相手と価値ある時間を共に過ごす) ③贈り物 ④サービス行為(お手伝い) ⑤シークレット があるのです。
こうした視点があるならば、もっと愛を伝える幅が広がると思います。そうすると、愛がより伝わりやすくなるのです。言いかえれば、相手が喜ぶ可能性が高まるわけです。

付記

5つ目の愛の形は、いったい何なの?!
気になる人には、是非とも

家族に青い鳥を招く十の話: 家族のピンチをのりこえる知恵 Kindle版

を読んでコメント(レビューだとありがたいです)をください。
御礼に、PDFファイル「タイプ別子どもに伝わる5つの愛し方」(泉河潤一)を無料でプレゼントします。5つ目の愛の形への回答はもちろんのこと、子どもにどのように愛を伝えたら伝わるかがわかります。「こんなに愛しているのに、親の愛が伝わらない」と悩んでいる方は、このPDFファイルを是非手にして読んでみてください。本記事の10倍の価値があります。

追記

・こうした実母の誕生日祝いが成功するのも、月例家族会議で計画しているからです。東京の大学にいる長女アキコには、1ヶ月前に誕生日プレゼントを用意するように連絡済みでした。アキコはそれに応えて、フォトブックを作って送ってきました。クニコにも、誕生日プレゼント&メッセージを用意するように話してありました。

・実母はお昼ご飯を食べたかどうかも忘れます。何度も「今日お昼ご飯食べたかの」と聞いてきます。「電子レンジなんていらなかった」とか「窓ガラスに貼る目隠しシートなんていらない」とか、買い物に行く前にあれだけ確認しても、こうなりました。思いのほか、認知力は低下しています。でも、こうやって過ごせているのは、実母が長年住んでいる家にいるからだと思っています。息子がだれかわからなくなれば別ですが、極力家で介護したいと思っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ツールバーへスキップ