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中健次郎「気功実践入門」に参加して

気功家の中健次郎「気功実践入門」セミナーを東京で受けた。もともとjustCD2012年11月号ビッグトークに登場し、その生き方に感銘を受けたので、この方から気功を教わろうと思ってセミナーを受講した。気功の実技講習はもちろんよかったが、間に挟む講話がとてもよかった。私は、職場での対人関係の悩みを相談したのだが、的確なアドバイスを受けることができた。

中健次郎「気功実践入門」に参加して 2013.2.16 第952号

ー職場の対人関係改善のアドバイスー

私の気功歴

私は、矢山利彦氏の気功セミナーに参加(約20年前)したり、西野流呼吸法を学んだり、原久子氏の呼吸法を学んだりしてきた。いずれも本やビデオばかりでなく、セミナーなどを通した実技講習でも学んできた。
とりわけ原久子氏の呼吸法はお気に入りで、毎日ではないが、落ち込んだときなど、太陽呼吸法をよくやってきた。西野流呼吸法の天遊などもよくやってきた。
近年、基本的に毎日やっているのが、チベット体操(約15分)であった。

退職後も健康でいて仕事をするつもりである私(伊能忠敬流に人生二毛作でありたい)は、年取っても健康で気力溢れる人でありたい。
そのために、気功を再び学んでみたいと思っていた。

気功家の中健次郎

そんな中で、愛聴しているjustCD2012年11月号ビッグトークに登場したのが、中健次郎氏であった。
プロフィールなどの委細は、こちらにアクセスしていただくとして、そのビッグトークの内容がとてもよかった。そこで、2月16日(土)10:30~16:30まで、昼食休憩を挟んで丸1日の「中健次郎直伝「気功実践入門」に参加してきた。

『病気が治る「気功入門」』で予習

セミナー参加に先立ち、中健次郎氏の書いた『病気が治る「気功入門」』を読んだ。
そして、付属のDVDを見ながら気功をやってみた。
「撼天柱」「漁民の喜びの気功」は1回やっただけで、効果を感じ、お気に入りとなった。「達磨静座法」についても、寝る前に1回やるようにした。「按摩功」を終功といって、締めとして毎日やるようにした。
実際にやってみて気功の効果を実感している。

セミナーに参加しなくても、DVDだけでも十分にできるようになる。私は、当日、中氏にDVDで3週間ほど予習していたことをお話ししたら、「どおりでうまくできていると思った。」と言われた。
気功を通して、健康になったり、気力・体力ともに若くパワフルになりたい方は、『病気が治る「気功入門」』を購入して、付属のDVDを見ながら気功を独習されるとよいと思う。

気功もさることながら、講話がよい

 当日は、撼天柱や、水牛角クワシャ療法、漁民の喜びの気功、祝福の気功などの実習があった。DVDに載っていなかった気功では、「観音沐浴」などがあった。
私の目の前2メートルのところで、中先生が気功をやられているのを見ながら実習できたので(つまり「帯功」)、予習も活き、とても実のある実習となった。

実習ももちろんよかったのだが、講話がよかった。(中氏の笑顔はさらによかった。)いくつか語録を拾って紹介すると……

中健次郎語録

○スピリチュアルなことばかりでもだめ、頭でっかちでもだめ、肉体だけ鍛えてもだめ。体も、心も、頭もバランスよく鍛えること。(性命双修)

○集中と観察が大切。

○関節をひらいてゆるめる。

○今に生きることで、心配ゼロ。不安ゼロ。恐怖ゼロ。存在するだけでうれしい境地がある。

○調息で怒りやイライラをはき出し、心をコントロールする……。

休憩時間にアドバイスをいただく

昼食休憩の間に、最近の悩みについてアドバイスを求めた。

▼Q.私……

ここ1ヶ月ほど、職場のある人に、理不尽な言われ方をしてほとほと困っていること。「言われたら言い返す、やられたらやり返す」という主義ではないので、耐えていますが、その分、胃にきているのですが……。

▼A.中……

自分も(理不尽な言い方をした)相手も、浄化するチャンス。(胃にきているということは、自分を責めている。)自分を責めてもいけない。
相手ではない。自分がどういう存在であるかが大事。反発や反対でなく、相手を否定しないで受け入れる。自分を内なる愛と平安の存在(内にある純粋意識)と分離しない状態でいる。
「やだわ」「なにを!」ではなく、愛をもって、自分も相手も受け入れていく。

このようなアドバイスを受けた。
私は、対立の世界には入りたくなかったので、理不尽な言われ方に対抗してはこなかったが、ただ耐えるのではなく<愛をもって、自分も相手も受け入れていく>という方針をとることにした。たとえば、祝福の気功で、苦手な人や嫌いな人にも、祝福の波動を送ることにした。
この方針で1週間たったが、職場のある人は同じ言い方でも、とげのない言い方に変化してきたことを感じる。おかげで、胃の痛みもなくなってきた。(達磨静座法のおかげでもあると思っているが)

タイムリーによいセミナーに参加できたことを感謝している。

中氏は、セミナーの中で次のように言っていた。

中「対立や葛藤など(人を責める。自分を責める。不安、恐怖…)で、ものすごくエネルギーを浪費している。消耗している。それをやめれば、疲れない。」

中「捨肯(自分が正しいと肯定する思いを捨てる)すると、楽になる。」

中「すべては進化のためであり、本当の自分に戻ってもらうための宇宙の愛である。」

中「内なる喜び、平安、愛、純粋意識……を思い出す。」

「対立や葛藤など(人を責める。自分を責める。不安、恐怖…)で、ものすごくエネルギーを浪費している。消耗している。」とは、本当にそうだと思う。国レベルの対立・葛藤である戦争はもちろん、身近な対人関係レベルでも本当にそう思う、この1ヶ月であった。

お互いに責め合うような展開にならずに、(もちろん、私にも言い分があり、反論がある)

かといって、私ばかりが堪え忍んで胃が痛くなるという展開にならずに、

私が内なる純粋意識につながって対応することで、相手の毒気が抜けていく展開(私の内なる純粋意識に相手の純粋意識が同調するから)になりそうでよかった。

気づかせてくれた中氏に感謝である。

 

・1ヶ月もブログ記事アップがなかったのは、出版原稿を書いていたこともさることながら、職場での対人関係(胃が痛くなったほど)が原因であった。職場での人間関係が悪くないことが、いかに幸せなことかがわかった。あと、家族の支えの大切さも痛感した。
今回の貴重な気づきもあった。
このように考えてみると、対人関係で悩んだことは、むしろよかったことだと、本当に思える。

・昼食休憩の間に、中氏にサインをいただいた。一人一人違っているのだが、私には「返朴帰真」(素朴で真実そのものの自分に帰っていくこと)書いてくださった。

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