家庭でトランプやウノ、カルタなどのカードゲームをする場合がありますね。わが子が負けて泣いて困ったことはありませんか。そうならないように、適当に配慮しながらやって、みんなで楽しめるようにしておられる家庭もあるでしょう。
今回の事例は、一番年下のクニコ(保育園年長)がカルタで負けて大泣きした事例です。そのとき、家族四人はそれぞれが違った対応をしました。そうした場合、どう対応したらよいかヒントになれば幸いです。
カルタで子どもを鍛える! その1 2009.1.24 1704−550
この冬休み、クニコ(年長)のリクエストで、何度か「ことわざカルタ」をした。
休み明けに、保育園でかるた大会があり、それに勝ちたいクニコのリクエストによるものだ。
ある日の夜、トランプをした後、クニコのリクエストでカルタとなった。
1回戦は、私は初めての参戦でもあり、10枚ちょっとで4人中ほとんどビリであった。
2回戦は、私は要領を覚え、手加減なしで必死でやった。
みるみる、私の取ったカードが増えていく。10枚、15枚、20枚、25枚…。
その分、みんな取れないのだが、とりわけクニコが少ない。
しまいには、クニコはお気に入りのカードを自分の目の前に置き、それにしぼって取ろうとした。
ところが、アキコがさっとそのカードを容赦なく取ってしまい、クニコは5枚足らずの惨敗であった。(私がダントツの1位であった。)
思わぬ惨敗に泣き出すクニコ。
こんな場合、読者のみなさんはどう対応されるだろうか?!
家族四人四様の対応
▼1 妻(かるたを読みあげていた)「クニコ、負けたぐらいで泣かないの! 楽しめばいいのよ。」
→ これは、クニコにゲームをする心構えを説いている。
▼2 実母「お父さん、強すぎだれ。手加減してあげれて。」
→ これは、私に弱いクニコ(みんな)も楽しめるように配慮する必要を説いている。
▼3 アキコ(途中でも半べそだったクニコに気づいたが、容赦なくクニコの取りたいカードを取った。)
→ これは、クニコに手加減せず勝負の厳しさを教えることになった。
▼4 私「次のカードを読むまでの間、お父さんは必死でカードの位置を覚えていたんだよ。ただ待っていないで、カードを見ているんだよ。」
→ これは勝つ秘訣を教えている。
ふり返ってみると、それぞれが大切なことを教えていると言える。
手加減ばかりでは本人が鍛えられないし、他の人も手加減しながらではつまらない。
ゲームに勝ち負けはつきもので、負けたからといって泣かれても困る。
かといって全くの配慮無しでは、弱いクニコがつまらなく、やる気を失ってしまう。
私は私でクニコが強くなるように勝つ秘訣を教えたつもりだ。
だが、一番クニコのことを考えた対応をしたのは、この後のあーちゃん(私の実母)の対応であった!
(続く)