《読み始める前に》
子どもが小さい頃は、毎日一緒にいるのが当たり前でした。
朝起こして、ご飯を食べさせて、学校へ送り出して。
そんな日々の中では、目の前の忙しさに追われて、その幸せの大きさになかなか気づけないものです。
でも、娘たちが大人になり、家を離れて暮らすようになると、たった数日帰ってくるだけで、家の中の空気がふっと明るくなります。
今回は、社会人2年目になった次女クニコが、金曜日の夜に帰省してきた週末の話です。
母の愛情、父の愛情、祖母の愛情。
それぞれの形は少しずつ違いますが、どれも「帰ってきてくれて嬉しい」「大いにここでリフレッシュして、また元気でいてほしい」という同じ願いにつながっていました。
プレパパや、小学生までの子どもを持つパパに向けて、子育ての中で大切にしたいことを綴っています。
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パパの子育て奮戦記:大人になってから編 第10号
長女アキコ(27歳)、次女クニコ(23歳)、ママ、パパ(私)、祖母(90歳)
金曜日の夜、燕三条駅へ迎えに行く
月曜日の夜の家族LINEで、次女クニコから連絡がありました。
クニコ
「金曜、会社からそのまま新幹線乗ろっかなと考えている。
夕食はさすがに着く前に食べるけど」
私
「おお! 金曜日の夜に来るわけか!
燕三条駅なら、迎えに行くぞ!」
というわけで、当初は土・日の1泊2日だった帰省が、金・土・日の2泊3日になりました。(2026年5月22日〜24日)
燕三条駅まで車で30分余り。
私は嬉々として車を運転し、次女を迎えに行きました。
夜9時半ごろには、自宅に到着。
クニコは車から降りる時、
「ありがとう」
と言いました。
たった一言ですが、その一言がうれしいのです。
なぜ1日早めて帰省したのかというと、クニコは翌23日(土)の日中に、カーブドッチと温泉に行きたかったからでした。
カーブドッチのバラとランチ、そして温泉
翌朝はぐっすり眠ったあと、8時半に、祖母・妻・クニコ・私の4人で朝食。
その後、10時に4人でお茶をしてから、10時半ごろ、妻とクニコと私の3人でカーブドッチへ車で向かいました。
カーブドッチは、私たち家族のお気に入りのワイナリー&レストランです。
この時期は、バラの花がとても美しい。
園内には、ヴィネスパという温泉&レストランもあります。

園内のバラの花を鑑賞して、そのまま外でランチをとりました。

クニコ
「バラの花がきれい!」
妻
「そうね」
私
「今が最高だね!」
カーブドッチは、私の大のお気に入りの場所です。
月に2回ほど訪れて、リフレッシュしています。
妻もお気に入りで、妻とは年に4回ほど一緒に来る場所なのですが、今回は久しぶりにクニコも一緒でした。
それが、何よりうれしいのです。
その後は温泉にも入り、3人とも思いきりリフレッシュできました。
夕食は、クニコが作ってくれたすき焼き
いつもの帰省時の夕食は、クニコの好きな料理のリクエストを受けて、妻がそれを作ってあげることが多いです。
ただ、今回は妻にすでに友達との約束が入っていて、夕食は祖母とクニコと私の3人でした。
カーブドッチの帰りにスーパーに寄り、材料の買い出しは済ませていました。
そこからは、基本的にクニコがすき焼きを作ってくれました。
配膳や片付けなどは、もちろんみんなで手分けしてやりました。
「すき焼きが食べたい」
というのは、あらかじめ私がリクエストしていたものです。
クニコは、
「それぐらいできる」
と言い、ネット情報なども見ながら作ってくれました。

クニコが作ったすき焼きを、3人で囲みます。
祖母と私は、
「美味しい!」
と言いながら食べました。
私も思わず、
「いやー、最高だね!」
隣にいるクニコと日本酒を注ぎ合いながら、祖母も私も上機嫌でした。
一緒に食卓を囲む。
お酒を注ぎ合う。
「美味しいね」と言い合う。
それだけで、十分過ぎるくらい幸せなのだと思いました。
誕生日に本を贈る、わが家の伝統
さて、以前の記事「27年目の誕生日 本と手書きのメッセージ──パパが贈り続けた愛の伝統」にも書いたように、わが家では、誕生日に本を贈る伝統があります。
その時々の発達段階や興味に合った本を、誕生日にプレゼントするのです。
つまり、著者の言葉を借りて、わが子に伝えたい生き方や知恵を託す。
そんな意味もあります。
ただ本を贈るだけではありません。
いつも裏表紙の内側に、私がメッセージを書きます。
どんな願いを込めて贈るのか。
それを、自分の言葉で書くのです。
ただ、Amazonから直接送ると、メッセージを書くことができません。
本をAmazonで送り、メッセージをLINEで送ったこともありました。
でも、どうも心がこもった感じがしません。
そこで最近は、「シーズンボックス」と言って、季節ごとに娘たちへ送る食品類などと一緒に本を入れて送ったり、今回のように誕生日に近い日に帰省した場合は、その時に手渡ししたりしています。
クニコの誕生日は6月です。
今回は、その日に近い帰省に合わせて、メッセージ付きの本を手渡しでプレゼントできるよう、本を用意していました。
24歳の誕生日に贈った2冊の本
いつもは1冊なのですが、今回は特別に2冊です。
1冊目は、私が去年読んだ、
『いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才』
です。
本には、こんなメッセージを書きました。

24歳の誕生日 おめでとう!
ヨーロッパ諸国、オーストラリア、台湾……
この夏はカナダ。
海外旅行でリフレッシュするのもいいけれど、
日々のさりげない生活の中に
うるおい、季節感、小さな喜びを
見出すことも、また大切だよね。
小さな喜びが日々あれば、
十分幸せを感じられる。
そんなことを改めて教えてくれる、
そんな本だよ。2026年6月19日前
父より
大手の監査法人に勤めている次女によれば、6月末まではめちゃ忙しく、同僚との会話は、<この忙しい仕事が終わったら、どこに旅行に行ってリフレッシュするか>が話題となるそうです。
次女は、この夏は10日間カナダに行くことに決めているそうです。
2冊目の本は、
『究極の免疫セルフケア』
です。
こちらには、こんなメッセージを書きました。

コーヒー、紅茶、お酒よりも、
このミネラル水を飲むと
健康にとてもいいよ。
お父さんも、このミネラル水を
1日1リットルは飲んでる。
玄米食、散歩や気功もしている。
だから体調はいいね!
健康管理も大切にね❤️2026年6月19日前
父より
これを24日(日)の早朝に書き、朝食後に渡しました。
私の本の選定が良いのか、前回も前々回も、プレゼントした本をクニコはすぐに読んでくれていました。

それもまた、父としてはうれしいことです。
妻の実家へ寄って、また日常へ帰っていく
日曜日は、4人で朝食をとりました。
その後、お茶をして、10時半ごろ、妻の実家へ向かいました。
妻の実家は、ここから車で5分ほどのところにあります。
お土産を渡すためです。
そこには、クニコを可愛がってくれた祖母と叔父がいます。
ランチは妻の実家でとってから帰る。
それが、不文律というか、わが家の定番です。
今回もそのパターンで、クニコは2時過ぎの新幹線で帰っていきました。
たった2泊3日ではありました。
でも、カーブドッチでのひととき。
次女が作ってくれたすき焼き。
一緒におしゃべりしながら囲んだ夕食。
それだけで、最高に幸せなのです。
(2026年5月25日記)
今、振り返ってみて
日常にある、ありふれた幸せ
・燕三条駅まで迎えに行き、元気な姿を見て、
「おかえり」
と言えた時。
・自宅に着いて車から降りる時、クニコが、
「ありがとう」
と言ってくれた時。
・妻と次女と私の3人で、2階の妻の部屋でおしゃべりした時。
・祖母が、
「はい、あーちゃんから」
と言って、交通費の2万円をクニコに渡した時。
・カーブドッチに行き、次女がワインを試飲している時、顔なじみの店員さんから、
「あら、かわいい娘さんね」
と言われた時。
・今が旬の美しいバラを見ながら、3人で、
「バラがきれいだね」
「美味しいね」
と言い合ってランチをした時。
・すき焼きの材料を、スーパーであれこれ見ながら、3人で相談して買いそろえた時。

・実際にすき焼きを囲み、お酒も注ぎ合いながら食事をした時。
そして、みんなで手分けして食事の準備や片付けをした時。
・本にメッセージを書いている時。
そして、それを手渡した時。
・お菓子を食べながら、お茶をした時。
・ワインと日本酒を買ってあげて持たせた時…。
一つひとつは、本当に小さな場面です。
でも、思い返してみると、その小さな場面の中に、幸せはぎゅっと詰まっていました。
次女が帰ったあと、つい先ほど、妻はシーズンボックスに、次女が喜びそうなものや、リクエストに応えたものをせっせと入れていました。
・清美オレンジ
・キウイフルーツ
(次女は「これ食べたい」と言っていました)
・ミックスキャロットジュース
・野菜スープ
(次女は「これ助かる」と言っていました)
・ツナ缶…

実家から娘たちに送る、季節ごとの食品類が詰まった箱です。
これもまた、親の愛情表現です。
そして、親にとっての喜びでもあります。
前々回の記事「幸せの青い鳥は、ほらすぐそばに」に書いたように、何気ない日常の中に幸せはあるのだと、本当に思います。
大人になった娘が帰ってくる。
一緒にご飯を食べる。
「美味しいね」と言い合う。
帰ったあとに、また娘のことを思いながら荷物を詰める。
それだけのことかもしれません。
でも、それだけのことが、親にとっては、かけがえのない幸せなのです。
そして、子どもにとっても、親の愛を受け取る、幸せな瞬間でしょう。
子どもにとっても、「実家に帰ると、元気をもらえる」
帰省は、そんなひとときであってほしいと願います。
(2026年5月26日記)
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📝 自分に問いかけてみる時間
この記事を書いていて、ふと、子育てを終えたばかりの、ある母親の言葉を思い出しました。
朝の忙しい時間。
母親
「ほら、学校に行く準備できたの!」
子ども
「うん」
仕事をしながら、子育てをして、毎日が忙しくて、あくせくしていた。
その時は大変で、余裕もなかった。
でも、その方はこう言いました。
「あの頃が一番楽しかった」
人間の悲しい性なのかもしれません。
幸せの真ん中にいる時には、その幸せになかなか気づけないのです。
でも、幸せの青い鳥は、もっともっと身近にいます。
子どもが元気な姿を見せてくれること。
一緒に食卓を囲めること。
「ありがとう」と言ってくれること。
帰ったあとも、その子のことを思って何かを送ってあげたくなること。
それらは、どれも当たり前ではありません。
子どもが帰ってきて、元気な姿を見せてくれる。
それだけでも、本当に幸せなことなのです。
あなたは今、その幸せに気づけていますか?
📝 簡単なワーク
今日の生活の中にあった、小さな幸せを3つ書き出してみましょう。
たとえば、
・家族と一緒にご飯を食べた
・子どもが笑っていた
・誰かに「ありがとう」と言われた
・お茶を飲みながら、少しほっとできた
・離れて暮らす家族のことを思い出した
そんな小さなことで十分です。
そして、1日の終わりにベッドの中で、その時間を少しだけ思い返してみてください。
「あれは幸せだったな」
そう感じ直すだけで、日常の見え方が少し変わるかもしれません。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
『パパの子育て奮戦記』では、子育ての日々や、娘たちが大人になってからの家族の時間を、今の視点から振り返りながら綴っています。
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この後も、プレパパや子育て中のパパに向けて、子どもとの関わり方、学び、しつけ、家族の時間について、体験に基づいて綴っていきます。
子育ての中の小さな出来事が、どこかで誰かの気持ちを少しだけ軽くしたり、温かくしたりできたら嬉しいです。


