よく躾けられた子どもは、周囲を癒やし、愛される
アキコ(小2、8歳)は、就寝前の「おやすみ」のあいさつがすっかり定着した。
そんなアキコを見るたび、心がやすらぐ。
躾の身についた子は、一層かわいく感じる。
よく躾けられた子は、周囲を癒やすと同時に、
周囲に愛されることになる。
★心やすらぐ「おやすみ」のあいさつの躾! (2007.2.3)
アキコ「お父さん、おやすみ。」
私「ああ、おやすみ。」
アキコ(小2、8歳)は、毎日寝る前に私の書斎のドアを開け、「おやすみ」と私にあいさつをして、寝室へ行っている。
「おやすみ」の後に、「アキコ待ってるから早く来てね。」ということもある。
私にとって、心のやすらぐ、ほっとした瞬間である。
完全に習慣化して、もう一年以上たったであろうか。
実は、毎夜9時30分頃、寝室(和室、4人で川の字で寝ている)でアキコに絵本を読んでやった後、みんなに「おやすみ。」と言い、私は書斎で一仕事をすることが多い。
アキコはというと、その後、自分でも少し本を読み、10時前には寝るようにしている。
その寝る直前に、アキコはトイレに行くのだが、そのとき必ず1階のあーちゃん(祖母)にまず「あーちゃん、おやすみ。」と言いに行き、次に私に「おやすみ。」とあいさつをしてから、寝ているのである。
書斎での一仕事といっても、1日を振り返り、明日の予定を立て、祈るという1日の締めくくりの仕事である。(実務上の仕事は、朝4時、5時とかに起きてやることが多い。)
1日を終えんとし、その日を振り返りながら、ほっとした気持ちでいるときに、アキコの顔と同時に、「おやすみ」という言葉を聞くことができるということ。
本当に心やすらぐ瞬間であり、あったかい家族を実感する瞬間である。
「おやすみ」のあいさつをする習慣を身につけさせるには
いかにしてアキコは「おやすみ」のあいさつをする習慣を身に付けたか。
2年前に転勤先のN市からアキコの小学校入学と合わせて自宅に戻った。その時以来、ずっと「おやすみ」のあいさつについては躾けてきた。
私「あーちゃん(祖母)に『おやすみなさい』って言ってきたか!?」
アキコ「言ってきたよ。」
はじめこそ、「あっ忘れてた。」とよく言っていたアキコであった。来る日も来る日も来る日も、ずっと言い聞かせてきて、今は何も言われなくとも、自分からあーちゃんと私に「おやすみ。」と言いに来るようになったのである。
よく躾けられた子は、周囲を癒やし、周囲により愛される
身が美しいと書いて、躾(しつけ)と読む。
「おやすみ。」と言うアキコは、確かに美しい。そして何よりもかわいい。存在自体がかわいいが、「おやすみ。」と言うアキコはなお一層かわいく感じる。
これは、おそらく(というよりも間違いなく)あーちゃんも同じように感じているだろう。
つまり、よく躾けられた子は、周囲を癒やし、周囲により愛されるのである。
もちろん、これは教育(躾)の結果である。何も言われなくても、はじめからあいさつができる子などいない。
何よりもまずわが子の幸せのために、そしてわが子とかかわる人たち(もちろん家族も含まれる)の幸せのために、しっかりと躾けていきたい。