アキコが高学年になったら、スポーツを習わせたい(習いたい)。これは、アキコが小学校3年生頃からの、漫然とした親子の願いであった。アキコが小5になって、その願いを実行に移すときが来たが、果たして何を習ったものか。まずは見学からスタートした。
アキコの習い事をどうするか!? その1 1033 2009.9.26 第633号
ーまずは見学からスタート-
スポーツを習わせたい(習いたい)!
アキコが高学年になったら、スポーツを習わせたい(習いたい)!
これは、アキコが小学校3年生頃からの、親子共通の漫然とした願いであった。
ただ、アキコが小学校4年生終了までに、小1から始めたソロバンで1級を取ることが、その前提としてあった。
ところが、アキコは小4終了の段階で、暗算2級、珠算準2級。妻そしてアキコの希望では、この段階ではソロバンを辞めることはできない。
かといって、このままでは、スポーツを習うという願いがずるずると引き延ばされてしまう。
そこで、とりあえず、スポーツクラブの見学だけでもしてみることにした。
確かアキコが小5になった4月のことだった。
7月再びスポーツクラブを見学する
4月の段階の見学では、まだ本気ではなかったが、柔道、少林寺拳法…などを見学した。
7月になってよかったら習うという気持ちで、スポーツクラブを親子で再び見学した。
アキコの仲良しの友達とその母親も一緒に見学した。
この時に見学したのは、次の三つであった。
①柔道…女子はさすがに少ない。高学年になると、女子は辞めていくことが多いそうだ。
②少林寺拳法…男女が半々。練習も凛としている。いわゆる空手のような武道であった。
③テニス…体育館の中で、ラケットを握り、練習をしていた。アキコは、一番気に入っていた。
親子の意見が分かれる
私と妻は、少林寺拳法が気に入った。練習の雰囲気が凛としていていいのだ。
それに、私はこの物騒な世の中において、わが子に護身術のようなものをできれば身につけてほしいと思っていたので、その意味でも少林寺拳法が気に入った。
ところが、アキコ(小5)は「テニス! テニスがいい! テニスクラブに入りたい!」であった。
妻はといえば、自分も少林寺拳法がよいと感じてはいたが、アキコが習うのだから、アキコの気持ちを尊重したいと考えていた。
私はと言えば、確かにアキコの気持ちを尊重はしたいが、それだけで決めるという気はなかった。なぜなら、クラブ費は親が出すのだし、送り迎えも、親がするのだし、大会に参加する際、旅費を出したり、応援をしたりするのも親だからだ。
何より小学5年生のアキコは基本的に親の強い影響(保護)下にあり、アキコにとってよいという判断は、アキコの願いを汲み取った上で、親がするものだと考えているからだ。
そこで、帰宅後、テニスをやりたいというアキコに
私「アキコはテニスをやりたいのは、分かったが、親がお金を出して送り迎えもするのだから、アキコの希望だけでは決められないぞ!」
こう言っておいた。
困った。親の希望と子どもの希望が食い違ってしまった! 果たしてどうしたものか。
(続く)
関連
仲良しのAさんがどのクラブを選ぶかも、アキコの一つの選択上の観点ではあった。
私「おそらくAさんは陸上クラブを選ぶよ。それぞれが自分に合ったクラブを選べばいいんだから、仲良しのAさんのことは気にしなくてもいいと思うよ。」
こう話した。
実際そうなった。
▶アキコの習い事をどうするか!? その2 ー習い事で親子の意見がわかれたらどうするか?ー