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★家庭でわが子へのいじめを発見するには…

いじめの解決にはいじめの事実をいち早くキャッチすることです。なぜなら、いじめの事実を把握していなければ、わが子を守ることや、解決に向けた行動がスタートしないからです。

では、家庭でわが子へのいじめを発見するには、どうしたらいいのでしょうか。

家庭でわが子へのいじめを発見するには……2007.5.19 

◆1 いじめのサインをキャッチする

1.普段よりも何となく元気がない……表情(顔色、目など)が暗い。言葉が少ない。姿勢、歩き方がいつもと違う。疲れたふうである。
ただし、この場合、風邪などで熱がある場合もある。

2.会話が少なくなったり、言葉遣いが荒っぽくなったりする……いつもは明るく何でもしゃべっていたのに、急に会話が少なくなる。話題に乗ってこない。普段に比べて何となく言葉遣いが荒い。
兄弟・姉妹がいる場合は、兄弟・姉妹への言葉遣いが荒っぽくなる。

3.食事が乱れる……普段よりも食事の量が少ない。あるいは、間食がやたら多いなど、食事の内容が普段と違う。

4.登校をしぶったり、家庭学習がおざなりになったりする……「学校に行きたくない。」と言ったり、家庭学習の時間が減ったりする。また、親から離れようとせず、妙にまとわりついてくる。

5.手足や顔などに傷跡がある。買ってあげたはずの学用品がなかったり、壊れていたりする

このような姿が見られたら、もしかしたらわが子はいじめられているかもしれないと考えてみます。そして、わが子や、わが子の友達、ママ友、そして担任の先生などに次のように質問していきます。

◆2 質問する・アンケートを取る

1.友達と遊んでいる様子を具体的に聞く……どこで、誰と、何をして遊んでいたか。
休み時間でも帰宅してからでもよい。仲良しの友達がいて、仲良く遊んでいれば、とりあえずオーケーである。ひとりぼっちではない。

2.嫌だったこと・困ったことなどを聞き取る……学校での学習や遊びの様子を好きに話させる。じっくりと聞いたあげているうちに、嫌だったこと・困ったことが自然と出てくるようにする。
出てこなければ、「なんか元気がないように感じるけれど、何か嫌だったこと・困ったことはないの?」と率直に聞いてもよい。

3.仲良しの友達や仲良しの保護者に聞く……わが子自身が言えなくとも、友達や保護者が知っている場合も多い。「最近、子どもの様子がおかしいのだけれど……。」と、心当たりがないか聞いてみるとよい。

4.担任の先生に聞く……同じように、「最近、子どもの様子がおかしいのだけれど……。」と、心当たりがないか聞いてみるとよい。

さらに言えば、こちらが聞かなくても、子ども自身が親にいじめられていることを訴えてくる、困っていること・悩んでいることを相談してくるという関係を普段から築いていることです
「困ったらお母さん・お父さんにまず相談する」と、子どもがそう思うような関係をです。

そもそも、普段からしっかりとわが子を見ること、夕食時・入浴時などに家族で会話する習慣を築いておくこと、そして子どもが相談しやすい信頼関係を作っておくことが大切ですね。

*参考 ー学校でのいじめ発見のシステムー

向山洋一氏は、「いじめの最大の問題は、いじめを発見して対処するシステムが学校にない」ことをあげた。いじめ発見の方法を、医療技術にたとえると分かりやすいとして、「触診」・「問診」・「検査」の三つのレベルで紹介した。
「触診」・「問診」ついて言えば、次のようにである。

【触診】
教室に入った時、肌で感じるものである。
いじめがあるかどうかの具体的な視点としては、①机が(いじめられている生徒と)ほんの少し離されている ②ある子が発言すると冷やかしの声が発せられる……をあげていた。
こんな視点を5つほど設けて、週1回教頭先生などに報告する(30秒で済む)システムにすればよい。この触診だけで、いじめの約半分は発見できるという。

【問診】
アンケートで子どもに直接記入してもらうものである。「あなたはいじめられていますか。」という問いは、医者が「あなたはどんな病気ですか。」と問うのと同じで、全く意味をなさない。
「金を貸してくれと言われたことがある。」「蹴飛ばされたことがある。」「ランドセルを持たされたことがある。」というように、5つほど問いを設けて具体的に聞く。そして、0回・1,2回・5回以上といように分けて聞く。5回以上は、いじめられている可能性があるという。
(以上Just5月号Big Talk「向山洋一氏」インタビュー要約引用)

本記事では、家庭においてはどう見ていけばよいかを書いた。

*関連記事

▶︎親の覚悟がわが子をいじめから救う(特支在籍編)

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▶︎自殺を防ぐにはー四面楚歌では凡人は死を選ぶー

▶︎わが子がいじめを受けている親の対応

*付記

・私が尊敬している教師に有田和正先生がいる。その先生が筑波大学付属小学校教諭だった時、朝のあいさつの声だけでその子の異常を察知した実践を読んだことがある。熱があったのだ。母親は気づかずに登校させたのだった。声だけでも、気に留めていれば異常がわかるのである。

・夕食時に家族で会話するなど、普段からそのような会話の習慣(伝統)・システムをつくっておくことである。そうすれば、特別に時間を設定しなくても、いつもの会話の中で、自然と聞き出すことができる。

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