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食器洗いでコミュニケーション

◆リード:食器洗いは、家族ですればよいコミュニケーションの機会となる。「子どもは勉強、部活で忙しい。だからやってあげる。」これも愛情には違いないが、ますますコミュニケーションの機会が少なくなってしまう。勉強や部活にはない価値があるのだから、こうした機会も大切にしていきたい。

 食器洗いでコミュニケーション 2013.1.15 第949号

1.【3人で夕食を食べながら団らん】

帰宅後、妻は入れ違うように、PTA活動で中学校へ。クニコ(小4)は、ソロバンで帰ってくるのは8時過ぎ。
残されたアキコ(中2)と私と実母は、7時のニュースを早々に切り上げ、夕食を食べながら、20分間ほど話した。
アキコに、部活のことなどを聞いた。部活では基礎トレーニングをして、6時過ぎに帰宅したこと。帰宅後、宿題と素振り100回し、この後残り100回素振りをして、勉強するという。(ずっと以前のように、トランプをしたり、室内サッカーをしたりというのは、普通の日ではまず夢物語である。)

2.【食器を洗うアキコ】

アキコが食後、素振りをもう100回して勉強するということを聞いた実母は、

実母「アキコちゃん、今日はあーちゃんが全部食器を洗うて。」

と言った。明らかに孫のアキコへの気づかいだが、このようなこと(素振りと勉強)は、いつも似たり寄ったりのことでもある。

私「いつものように、アキコが洗って、あーちゃん(祖母、ファーザーの実母)が拭けばいいじゃない。あーちゃん(祖母)が全部やってあげるより、コミュニケーションになるよ。 あーちゃんが全部やれば、アキコはすぐに素振りを始めて、もうコミュニケーションは終わりになるよ。いっしょに洗いながら話せば、あと5分ぐらいコミュニケーションできるじゃない。」

 かくて、いつものように、アキコが食器を洗って、あーちゃんが食器を拭き始めた。
あまり会話はなかったが、アキコが洗った食器をあーちゃんが拭いて片付けた。「ありがとう。」と言い合いながら。

3.大切にしたいお手伝いを通した、コミュニケーション&ふれあい

多くの親たちは、ここを間違えるのだ。全部やってあげることが、親切であると。愛情であると。
勉強に部活に忙しい中でも、食器洗いをするなんて、すばらしいことじゃないかと思うのだ。
わずか5分でも、いっしょにやれば、すばらしいコミュニケーションの機会になるじゃないかと思うのだ。
たとえ言葉を交わさなかったとしても、ただその場にいっしょにいて、お互いが協力し合って、家族みんなのためのことーこの場合は食器洗いーをすることだけで、十分価値がある。ふれあいになる。
これが親が全部やってあげれば、気づかい(ヘルプ)にはなっても、ふれあいにはならない。

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