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★月1回、妻とデートする習慣

給料をもらった週の金曜日の夜、妻と二人で外食することにしている。妻への1ヶ月の家事労働等への感謝の気持ちを表す機会にしようということで始めたこの習慣が、できてもう2年近く経過した。今は、「妻とのデートの日」ということで、すっかり定着した。

 

妻とデートする習慣 2012.2.24 第870号

仕事のこと、子育てのこと、将来のことetc.会話がはずむー

◆1 そもそもの始まり

少なくとも一昨年9月から、給料の出た週の金曜日の夜に妻と外食に出かけるという習慣ができた。

なぜ金曜日の夜かというと、金曜日の夜は、アキコ、クニコはあーちゃん(実母)から夕食を作ってもらい、1階であーちゃんと食べているからだ。

金曜日の夜、妻と私は、2階で妻の作った夕食を二人っきりで食べながら、子育てや1週間の仕事上の出来事など(妻は特別支援学級の介助員なのでお互い教職員ということになる)を語り合う機会にしていた。

だが、せっかく二人きりなのだからと、一昨年9月から一ヶ月に一度、給料の出る週の金曜日の夜は、二人で外食することにした。

そのとき思いついたのは、妻への1ヶ月の家事労働等への感謝の気持ちを表す機会にしようということだった。
だから、外食代を、私のお小遣いから出すことにした。
それに、そうでないと、妻はお金がかかる外食は嫌がるからだ。

外食では、スイーツなども、食後に食べることもあった。
少しだけリッチなあるお店で、スイーツセットを注文し、半分ずつにして食べ合った時の妻の笑顔を思い出す。

◆2 妻の希望を優先

2年近く、この習慣が続いて、今ではすっかり定着した。

私「明日は、二人で外食でいいかな。」

妻「いいわよ。」

行き先のお店は、妻の希望を優先するようにしている。
今回は、S店であった。二人とも、うま煮ラーメンと寿司のセットを注文した。そして食後に、杏仁豆腐を食べた。

◆3 はずむ会話

フードコミュニケーションという言葉があるのだが、食べ物が入ると会話がはずむ。
しかも、場がレストランという場に変わると、普段家庭という場で話すよりも、会話はずっとずっとはずむ。
昨日も、子育てのこと、仕事のこと、将来のこと等々、いつもは話(せ)ないようなことも、たくさん話した。

■仕事のこと…妻の仕事上の疑問(悩み)を聞いた。妻は、交流学級先の担任の対応に対して、ちょっとした不信感をもっていた。それを聞いたのだ。私は、解決策云々の前に妻の話をじっくりと聞いた。上手い解決策がでなくても、じっくりと聞いてくれる人がいるということが大事だと思うから。

■子育てのこと…アキコ、クニコの近況から、性格、将来のことまでざっくばらんに話しあった。

私「アキコは、今も、将来、薬剤師になりたいと思ってるの。」

妻「そうみたいよ。」

私「あんな薬剤師なんて、ぼくはつまんないと思うけどな。」

妻「それは、お父さんの考えでしょ。」

私「そうだよ。医者の言うとおりに調剤するだけだろ。工夫する余地がなくて、ぼくは耐えられないな。」

妻「実は、私は薬剤師をやりたかったんだわ。でも、学力が足りなくてだめだったわ。」

私「タカちゃんは、向いていると思う。言われたとおりのことをやる方が、気が楽なんだろ。」

妻「そう。」

私「でも、アキコはどうして薬剤師なんかやりたいんだろうな。コナンみたいな探偵ものを見た影響で、薬剤師がおもしろそうと思ったのかな。」

妻「櫻井翔が出た映画『神様のカルテ』を見て、白衣を着たいと思ったんだわ。でも、血を見るのが嫌だから、医者はダメなんだわ。だから、薬剤師になりたいんだわ。」

私「だったら、理科の先生にでもなればいいのに。」(映画『神様のカルテ』より本の『神様のカルテ』方がずっといいと、アキコが言っていた映画だな。本を読んだ後に、<血を見なければ、医者もいい職業なんだけどな>と、アキコは言っていたな。)

妻「アキコは、理系より文系が向いていると思う。」

私「ぼくもそう思うな。」

…こんな感じで、いろいろ話した。

アキコとクニコの性格についても、話した。アキコは努力家だが、クニコはそれほどでなく、その代わりやると決めたら、集中してやる。たとえば、貯まっていたベネッセの学習を冬休み中に一気に終わらせた。二人とも負けず嫌いだが、アキコの方がより負けず嫌い。クニコは、外面はソフトであたりは柔らかいが、内側に芯をもっている……等。

あと、将来に関して、私も妻も一番心配しているのは、アキコとクニコの結婚相手のことである。(ちょっと早いが)
私は、自分が理想とするような人に自分を高めていけば、それにあった相手が現れると思っている。だから、理想的な相手に巡り会いたければ、自分を高めていけばよいと思う。だが、誘惑や悪巧みの多い世の中であるから、心配である。

◆4 妻とのデートの習慣化

月1回の妻との食事デートであるが、給料日のある金曜日の夜という形で定例化しているので、はずすことがまずない。
子ども抜きの夫婦二人っきりということで、子供がいてはできない話もじっくりとできる。お互い子供とのかかわり方や見方が違うので、思いがけない子供の姿や様子を聞くこともできる。
お互いの愚痴も言い合える。
子どもが自立していった後の夫婦のあり方のリハーサルにもなる。(熟年離婚の予防策?)
毎回、二人でわずか三千円ほどの出費なのだが、十分過ぎるぐらい元がとれる。
今後もずっと、大切に継続していこうと思っている。

*追記

2022年9月8日現在、この月1回の外食デート(ランチデートが多いが)の習慣はずっと続いている。
長女は山梨県、次女は東京の大学という現状なのだが、(熟年離婚の予防策?)というのは、一理あると思う。

アイキャッチ画像は、2022.6.19 カーブドッチ薪小屋でのランチデート

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