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仕事の不満・イライラを家族の力で解消するには?

私は、新年度の仕事のこと(新しい人事や仕事の分担)で不満があったり、仕事の準備で忙しかったりして、イライラしていた。自分なりに処理をしてきたが、今回は家族に癒してもらった経験(方法)を紹介する。

仕事の不満・イライラを家族の力で解消 (2010.4.4) 第711号

年度末から新年度にかけて、ブログをアップする暇がないくらい忙しく、精神的にも落ち着かなかった。
原因は、新年度の仕事の内容や人事に不満があったからだ。「この体制で果たしてやっていけるのだろうか」という不安すらある。
一人で悶々としているばかりでなく、積極的に働きかけ、一部の希望を叶えてもらえたりはしたのだが、基本線は変わらない。
状況がかわらなければ、こちらの方で対処法を前向きに考えていくべきだし、そのように動いてきてはいた。それでも、まだ状況を完全に受け入れ切れていないのか、不満やイライラ、不安が募るのである。

この不満やイライラ、不安をどう処理したらよいのか!?

「家族の日」を思い切り楽しむことに決める

不満な状況を受け入れ、前向きに対処していく。不安な気持ちを抱きつつも、できるだけ入念な準備をしていく。頭ではわかっているし、その方向で動き始めてはいる。
がしかし、不満やイライラ、不安がなかなか消えない!

そこで、家族の日の昨日は、

「仕事が大変だからそれどころじゃない」とは全く正反対に、

「仕事が大変だからこそ家族と思い切りかかわろう」

という方針で過ごすことにした。もっと言えば、家族に癒してもらおうと決めた。


父と子塾・母と子の料理教室

 アニメメジャーを家族で見た後、いつものように、週1回の父と子塾をした。

■父と子塾……今回から、『こども論語塾 その3』をテキストにして、論語の勉強を加えた。毎回1章ずつ進むのである。『こども論語塾』シリーズの本は、今回で3冊3回目だが、約半年間、このテキストで学ぶことになる。
テキストは、進級祝いとして二人にプレゼントした。

■「母と子の料理教室」……お昼は、妻と娘たちの作った「海苔巻き」やおにぎりを食べた。私は、食べること専門だったが、娘たちが作ってくれた「海苔巻き」やおにぎりはおいしかった。
きっと妻や娘たちの命(愛情)があえられていたからであろう。

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アキコ、クニコと遊び

昼食後、

私「今日は、アキコともたくさん遊びたいな。」

最近は、クニコとばかり遊んで、アキコの余り遊ばなくなっていたので、そう言った。
アキコは、最初こそためらうようなことを言ったが、すぐに応じてくれた。

■アキコとオセロ
まずは、アキコの希望でアキコとオセロをやった。
私は手加減せず、大勝。

アキコ「お父さんは強い!」

■アキコ、クニコとバトルスピリッツカードで遊ぶ
次に、アキコ・クニコの希望で、バトルスピリッツゲームをやった。

私「お父さんは、ルールがわからないよ。」

 こういうと、アキコが教えながらやるという。
結局、バトルスピリッツゲームを3回やった。
クニコと私対アキコ、アキコと私対クニコというように、アキコやクニコのほとんど操り人形状態でやったのだが、その教わることが意外におもしろい。

子供が親にゲームのルールを

「これはこう言う意味。」
「こうやった方がいいよ、お父さん。」
「どうする、攻撃する?」
「今度はこうやった方がいいよ。」
「これは○が足りないからできないよ。」……

こんなふうに一生懸命教えてくれるのだ。楽しかった。

■外遊び
晴れてきたので、近くの小学校のグラウンドに出て、アキコ、クニコと遊ぶことにした。

・まず、野球(プラスチックのバット使用)をした。ホームベースと1塁ベースだけにして、スリーアウトチェンジでやった。ピッチャー、キャッチャー、バッターの輪番である。汗もかき、楽しかった。

・次に、バレーボールである。ラインを引いて、ビーチボールを使ってやった。アキコ・クニコ対私でやったのだが、楽しかった。

・最後に、「春夏秋冬十字鬼」という遊びをやった。
田の字にラインを引き、そこの四つのマスに春・夏・秋・冬という文字を書く。鬼は十字の真ん中に一人いる。他の二人が交代で、「雪だるま」「海水浴」など季節に関する言葉を言う。例えば、「雪だるま」と言ったら、鬼にタッチされないように、「冬」のマスに移動するという遊びである。鬼にタッチされれば、鬼が交代するわけである。
これも結構汗をかき、楽しかった。

 結局1時間余りグラウンドで遊んだ。

妻に愚痴を聞いてもらう

さて、夜8時30分頃。土曜日の夜なので、アキコ・クニコは1階の実母と一緒に寝ることになっている。つまり、2階には妻と私の二人である。
私は、妻にこういった。

私「仕事の不満やイライラで、最近ずっと落ち着かないんだ。ちょっと話を聞いてくれ。」

妻「いいわよ。」

都合は、今がいいというので、すぐに話し始めた。

仕事上、今私が置かれている状況から、不満なこと、納得がいかないこと、困っていること、不安なこと……洗いざらい話した。
約1時間余り。

いつもの場合は、「実は私も似たことがあるわ(職場は妻も特別支援学級。妻の場合は、中学校の介助員だが)。それは~」というように、妻の話になることも多い。
今回は、さすがに私もまいっていることが伝わったようで、妻はじっくりと聞く場合が多かった。
いちいちは書かないが、妻に聞いてもらって、だいぶ落ち着いた。

親にとっても家族はセイフティネット

長々と書いてきた。

いじめをはじめとする友人関係、担任教師との関係、学習や習い事の問題等々のストレスの中にあって、子供にとって、家庭は最後(強)のセイフティネットである。

仕事上の人間関係、困難、不安、不満、イライラ…等々の中にあって、親にとっても、家庭は最後(強)のセイフティネットである。
今回、仕事で疲れ、荒れた心をずいぶん癒すことができた。

これまで私は、少々忙しくても親として子どもの遊び相手をしたり、妻の仕事上の悩みを聞いたりしてきた。今回、逆の感じとなり、これまでのしてきたことのお返しをいただいた気がする。

疲れて帰ってきても、あたたかく迎え、癒してくれる妻、子供たち、実母がいる。
こうした家族の存在がある
私は、恵まれている。

「悩みを数えるな 祝福を数えよ!」(D・カーネギー『道は開ける』より)

見渡せば、家族をはじめ感謝することがたくさんある。
健康な体、住み心地のよい家、食べるものに困らない安定した収入、チームを組んでいる「力がありあたたかい指導員さん」……。
今回の人事にしても、私の力を高く買っているからこそかもしれない。

ようやく困難、不安、不満、悩み等々を、私を成長させるための天からの贈り物として受け入れる気持ちになれた。

やっぱり家族の癒す力は大きい。あたたかい家族をつくってきてよかった!

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