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最高の親孝行のタイミングー母と歩く、通院八年目の春ー

■八年目の通院

昨日(2025/04/17)母をO医者に連れて行った。
毎月のことだ。もう8年目になる。

片道1時間。遠くても、そこに通う理由がある。
認知症の専門医がいる病院で、母の進行を少しでも穏やかにするために。

(河野和彦医師が提唱する「コウノメソッド」で
認知症の治療をしているのは、
県内ではこの医院だけだった)


そのかいあってか、症状の進み方はゆっくりだ。

■母とふたりのデート

この日は、僕と母の「デートの日」でもある。
いつものランチは、三宝のラーメン。
母のお気に入りだ。

4月、桜が咲く日だった。
途中で車を降りて、満開の桜の下を歩く。
母の笑顔が見られて、僕も嬉しかった。

■笑顔を引き出す魔法の言葉

その笑顔を引き出す、魔法の一言がある。

「お母さん、すごい美人だったんだね!」

「はい、チーズ」ではうまく笑えないこともあるけれど、
この一言には、必ずにっこり。
最高の笑顔が写真に残った。

■もうひとつの春景色ー父をお花見に連れていた娘ー

帰り道、駅近くの枝垂れ桜のスポットにも寄った。
そこには、94歳のお父さんと、その娘さんらしき人がいた。
僕が写真を撮ってあげると、とても喜んでくれた。
そのお返しに、僕と母の写真も撮ってもらえた。

■最高の親孝行のタイミング

2月、親友の母が亡くなった。
入院後、亡くなる直前まで会えなかったという。
「いつまでコロナ対応してるんだよ💢」
そんな憤りと悔しさを感じたに違いない。
(僕ならそうだ!)

だからこそ思う。
今が一番母に恩返しできるタイミングなのだ!
入院したり、施設に入ったりしたら、
僕の出番は激減する。

つまり、「今」が、僕にとっての最高の親孝行のタイミングなのだ。
この自覚を持ちつつ
この時期を大切に過ごしたい。

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