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お手伝いをさせる理由!

皆さんのご家庭では、お手伝いをさせていますか。大方のご家庭では、それなりにお手伝いをさせているでしょう。やらせたりやらせなかったりで、宿題等の学習に比べて重視していない家庭も多いです。

アキコ(小6)のお手伝いは、①米とぎ ②お風呂そうじ です。宿題がたくさんあるからしなくてよいということには、わが家の場合なりません。それは、お手伝いに大きな意味や価値を見出しているからです。
そもそもお手伝いをさせる意味や価値は、どんなことがあるのでしょうか。次に紹介します。

お手伝いをさせる理由! 2010.8.21 857-738

ーアキコ(小6)のお手伝いー

お手伝いの価値 その1 思いやりのある子に育つ 

さて、8月5日のこと。アキコは、お手伝いの「米とぎ」(炊飯器にセットするまで)を始めた。

アキコ「お母さんの体って、がんじょうだね。よくこんな暑い中で料理ができるね。」

お米を流しでとぎながら、アキコの口から自然とこんな言葉が出た。

わが家は、母が1階で生活し、若夫婦たちは、2階で基本的に生活している。
2階のキッチンは廊下にあって、クーラーはないのである。
妻は、この暑い日が続く中、汗をかきながら、昼食、夕食を作っているのである。
アキコは、そんな母の姿を見ていても、その大変さに気づかなかったのである。

ところが、そんなアキコでも、自分が実際に暑い中お手伝いの「米とぎ」をしてみると、お母さんの大変さがわかったのである。「我が身をつねって人の痛さを知れ」というが、自分が実際に体験してみないと、なかなか相手の大変さや気持ちはわからないものである。

ここに一つ目のお手伝いの教育的価値がある。実際にお手伝いをやってみることで、家事労働の大変さがわかるのだ。お母さんの大変さを思いやることができるようになっていくのだ。「お母さんは、こんな大変なことをしてくれていたのか」ということが実感としてわかれば、感謝の気持ちも自ずとわいてくる。つまり、お手伝いは、感謝する気持ちを育て、相手の立場や気持ちを思いやる子に育てるのである。

お手伝いの価値 その2 家事分担という貢献と誇り

わが家の場合、「家族は助け合うもの」という基本的な価値観を共有している。
だから、家族である以上、応分の家事分担はやらなければならない義務でもある。

アキコは、米とぎ(小4から)とお風呂洗いは、ずっと続けているお手伝いである。
これ以外に、テーブルふきや箸を並べること、配膳をすること、自分の食べた食器を片づける(お手伝いというより自分で自分のことをしているだけだが)ことをしている。

米とぎも、お風呂そうじもやってもらって助かっている。どちらも、やってもらわなければ、困る家事なのである。だから、親としては、実感をともなって「ありがとう。助かるよ。」という言葉も出る。毎回のことなので、口に出して言わなくなっても、心の中では感謝している。

アキコにしても、やってもやらなくてもいい家事でなく、やってもらって本当に助かる家事を分担しているので、「自分は本当に役立っている。貢献している。」という誇りをもつことができる。「忘れたり、いい加減にやってはいけない。きちんとやろう」という責任感を育む機会にもなっている。

お手伝いの価値 その3 自立と自信

お手伝いという家事分担は、具体的に言えば、

①炊事(食事を作ること、配膳、片づけ、食器洗いなど) 

②洗濯(洗濯をする、干す、取り入れてたたむ) 

③掃除(風呂掃除、部屋や廊下の掃除、トイレ掃除、玄関掃き、ガラスふき、ゴミをまとめて出す…)

がある。
いずれも「一人でやれるようにならなければならないこと」である。就職と並んで、自立への必須条件である。これらが自分でできるようになるにつれて、言い換えれば、自立するにつれて、自分に自信がもてるようになるだろう。

つまり、お手伝いができることは、自分で家事労働ができるということである。そのことは、言い換えれば自立するということであるから、自信を育むことができるのだ。

お手伝いの価値 その4 職業教育の機会となる

お手伝いとは、家族の一員として、家事労働の一部を分担するものである。
家事労働には、目的と手順があり、段取り力・計画性が必要とされ、ガマン強さと責任感が要求される。暑いからといって、やることを忘れたり、いい加減にやってもらっては、困るのである。

それゆえ、このお手伝いをすることは、見通しをもって物事をやり遂げる力(段取り力、強い意思、集中力、責任感 etc.)を育む機会となる。これは、最も身近な職業教育の機会ともなる。

お手伝いのススメ

これ以外にも、お手伝いは、親子のコミュニケーションの機会になる。そのうえ、お手伝いをする子は、総じて学力が高いという。
つまり、お手伝いをさせることは、いいことずくめなのである。

それなのに、NGO沖縄アジアチャイルドサポート代表理事の池間哲朗氏によれば、日本の実態は、お母さんが料理を作っている間、子供たちはずっとテレビを見ているばかりで、料理ができあがっても、配膳の手伝いすらしないという。

わが家は、それではいけないと強く思っているので、配膳はみんなでやっているし、片づけもみんなでやっている

実は、わが家では、発芽玄米ができる炊飯器を使って、小豆を混ぜた玄米を食べている。それは、私の家事であった。それを、アキコとクニコが分担して(クニコは秤で量って、玄米と小豆を入れる。アキコは、それに塩と水を入れてとぎ、炊飯器にセットする。)やってくれるようになって、本当に大助かりである。
実際に、子どもに家事労働を分担してもらえればその分助かるという、それ自体のメリットだけでも、十分にお手伝いをさせる価値がある。

親は、わが子に自信や誇りをもってほしいし、責任感や思いやりのある子に育ってほしいと願っているはずだ。

そのような教育的価値をもっているお手伝いをさせない手はないと思うのだが、どうだろう。

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近況:

義兄に誘われて、私と妻、アキコ、クニコで、「かに道楽」にカニ料理を食べに行きました。
着物を着た、アルバイトらしい若い女の子が接客していたのですが、妻には珍しくえらく批判的でした。着物を着ているのに、立ったまま戸を開けたとか、立ったまま料理を配ったとか、そのとき食器と食器のぶつかる音がカチャカチャしたとか……。

挙げ句の果てに、

妻「アキコ、お茶か生け花を習う?」

とアキコに言いました。妻は、お茶も、生け花も習っていたそうなのですが、「アキコにも、きちんとマナーを教えないといけない」と不安になったようです。

妻とデートしていて、きちんとしていたところに惹かれた私でしたが、やっぱりきちんとしていた方が、女の人は美しいですね。「身が美しい」と書いて、「躾け」と読むくらいですから。
スポーツガールのアキコですが、中学校へ行ってソロバンをやめたら、お茶か生け花を習うことになるのかもしれないと思いました。私としては、ちょっとイメージしずらいのですが……。

cf.彼女との結婚を決めた理由

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