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買うより、育てるほうが楽しい──家族で汗かく週末は「宝物の時間」

《読み始める前に》

子どもと一緒にサツマイモの苗を植えたり、アサガオの芽を大切に育てたり──
「そんな面倒なこと、やりたくない!週末は家でゆっくり過ごしたい!」と思うかもしれませんが、実は「楽しい家族とのふれあいの時間」になるんです❤️
土を耕し、汗をかき、喜びを共有する──“家族の時間”を育てた一日です。


パパの子育て奮戦記:第11号

長女アキコ(小1・6歳)、次女クニコ(2歳)、ママ、パパ(私)、祖母(70歳)


家族総出で始まった「サツマイモプロジェクト」

日曜日の午前、10時すぎ。
自宅から少し離れた場所にある土地へ、家族5人で出かけました。
今日は、サツマイモの苗を植える日。前回ニンジンのタネを蒔いたばかりの畑に、新たに3列の畝を作ります。

前回は2列だけでしたが、今回は一気に3列追加。
スコップを持つ手に力が入り、なかなかの肉体労働です。
けれど──娘たちは元気いっぱい。
アキコもクニコも、「わたしたちもやる!」と、苗植えや水やりに積極的に参加しました。


絵本の世界が、目の前にある体験へ

子どもたちの愛読書『14ひきのねずみ』シリーズに(童心社)に、かぼちゃのタネまき・収穫・調理までの絵本があります。
今日は、まさにその絵本の世界を“実地”で体験する日。

土に触れ、苗をそっとベッドに寝かせるように植える──
その一つひとつが、娘たちにとっては、「絵本の中」という想像上の学びではなく、実体験による学びになっています。


苗を植えたら、ごほうびタイム

サツマイモを育てるには、手間も時間もかかります。
けれどその先には、「収穫」という喜びが待っています。
それは、スーパーで買ったサツマイモでは得られない、まさに“お金では手に入らない経験”

だからこそ、今日のこのささやかな農業体験を、家族の「小さな伝統」として続けていくつもりです。

作業のあと、アキコの希望でマクドナルドへ。
労働のごほうびに、ハッピーセットとハンバーガーをみんなで楽しみました。
「がんばって働いたあとにごほうびがある」──これも子どもたちが喜ぶちょっとした工夫です。


アサガオの花が、育てる喜びを教えてくれる

午後には、発芽したアサガオの苗をプランターに植えかえました。
こちらは、ほとんど私が作業しましたが、娘たちはそばでじっと観察。
「大きくなあれ」「きれいに咲いてね」──そんな思いがこもった視線を感じました。

私も、やがて美しい花を咲かすことになると思うと、今からわくわくします。
朝のひとときをきっと毎日楽しませてくれることになるでしょう。

*ちなみに、そのアサガオは秋になってもたくさんの花を咲かせ続けました。
今日(9月24日)も、50輪ほど咲いています。
近所のおばあちゃんにも「アサガオがきれいですね」と声をかけられ、ちょっと嬉しい気持ちになりました。


自分で抜いたニンジンが、カレーライスに

先週は娘たちと一緒に、ニンジンの収穫もしました。
クニコもアキコも、夢中になってニンジンを抜いてくれました。

そのニンジンは、カレーライスの材料に。
「このニンジン、自分で抜いたやつだよ!」と、うれしそうに話していました。


今、振り返ってみて

こうして一家総出でスタートして、わが家のサツマイモの栽培。
それは、「一緒に汗をかく楽しさ」と「収穫の喜びの体験」だったと思います。

その前の畝づくりや草取りは正直きついし、苗の植え方にもコツがあります。
また、植えてから数日間は、水やりは欠かせません。そうでないと、せっかく植えた苗が枯れてしまうのです。
たった3畝でも、それなりに汗をかく、少々きつい作業です。

でも──家族みんなでやると、なぜか楽しくなるから不思議です。
「一人で歩くのはきつくても、みんなで歩くと楽しい遠足になる!」
そんなイメージです。

しかも、その先には“収穫の喜び”があります。
土の中に隠れたサツマイモを掘り出す瞬間のワクワク感。
子どもたちにとっては、まるで宝物探しのようでした。

収穫の喜び2年目 2006/11/3 長女小2・次女4歳

さらに、収穫したサツマイモを使って、料理して味わうという楽しみが待っています。
サツマイモの場合、持ち帰ってふかしたり、焼いたり、大学イモにしたり、天ぷらにしたりと、美味しいメニューたくさんあるのです──。

ちなみに、農作業のあとに立ち寄るマクドナルドのハッピーセットも、子どもたちの楽しみの一つでした。
わが家は基本的にハンバーガーには消極派だったのですが、「この日だけはOK!」という特別感が、かえってよかったようにも思います。

今思い出しても、
「みんなで作業して汗かいて、あー楽しかったな」
「イモ堀りは、宝探しで、子どもたちは、楽しそうだったな」
「その後の、スイートポテト作りも最高だったな」
次々と楽しい思い出が溢れてきます。

栽培と調理活動を通して、親子で「宝物の時間」を共有できて本当によかったと思います。

※ 近くに土地がないなら、プランターでミニトマトなんかでも良いと思いますよ。採れたての野菜が食べられます。

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「あったかい家族日記」は、長女アキコ(2025年7月現在27歳・既婚)と次女クニコ(23歳・公認会計士)の成長を、パパの視点で約20年間にわたり綴った実録子育てエッセイです。
*二人が幼児だった頃から大学入学、そして結婚前後までの家族の日々を記録し、累計アクセス数は400万を超えました。
*七田チャイルドアカデミー校長・七田眞氏にも「子育てに役立つブログ」として推薦された本連載は、So-netブログ閉鎖(2025年3月)を機に、「記録」と「今の視点」を重ね合わせて再編集した〈日々の記録に、“今”を添えた子育てエッセイ〉として、noteで再連載しています。
*この文章は、2005年6月5日にSo-netブログで公開された『お金では手に入れることのできない経験』に、「今、振り返ってみて」を加筆した再構成エディションです。

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