《読み始める前に》
夕食後、娘たちが始めた“お医者しゃんごっこ”。患者役としてパパの痛い肩を揉んでくれると思いきや、検査検査で大変なことに・・・。後段は、パパがわが子のためにやってきたこと10のことです。
パパの子育て奮戦記:第23号
長女アキコ(6歳)、次女クニコ(2歳)、ママ、パパ(私)、祖母(70歳)
アキコは検査ばかりで治療してくれない!?
夕食後、一息ついていたら、娘のアキコとクニコが「パパ、お医者しゃんごっこをやろう。」と言ってきました。
なんとパパは、患者さん役らしい。
(肩が凝っているから、ちょうどいい)と思い、
「パパは肩がこっているから、肩をたたいて。」と言ったら、
さっそく次女のクニコ(もうじき3才になる)がトントントンと肩をたたいてくれました。
「ああ、いい気持ち😊 ありがとう❤️」と言い、クニコはなんていい子なんだと思いました。
そして、「アキコ、お父さんは、肩が痛いんだよ。さあ、アキコも肩をたたくか、もんでくれ。」と言いました。
そしたらアキコは、「ダメです。どんな場合でも、まず検査をします。」と言って、検査を始めたのです。
お医者さんがよく身につけている、丸い鏡のようなものを頭につけたアキコは、パパの口の中へプラスチックの棒のようなものを入れて、のどをのぞき込みました。
そして、「体温を測りましょうね。」と言って、これまたプラスチック製の体温計を脇の下に差し込んできました。にわか仕立ての医者なので、患者への扱いが雑で少し痛かったです。
これはたまらないと、「パパは、肩が痛いから、早く肩をもんでくれ。」と催促しました。
ところが、いっこうに肩をもんでくれる気配がありません。
パパは、「アキコは検査ばっかりで治療してくれないから、お医者さんごっこはやめる。」といって別の部屋へいきました。
次女クニコ、お姉ちゃんの完コピ(笑)
少ししたら、クニコが来て、アキコおねえちゃんのまねをして口の中にプラスチック製の棒を入れてきました。
また少ししたらアキコが来て、「肩がこっている場合は浣腸ですね。」と言って、プラスチック製の注射器をおしりに射してきました。
「ママの愛称“タカちゃん”、助けて。」と、ここで妻の助けを呼びました。
ようやくアキコから逃げ、(とんでもないヤブ医者だ)、別の部屋でゆっくりしていました。
そしたら、またクニコが来て、お姉ちゃんのまねをして、今度は浣腸しようとしてきました。
たまらず、クニコからも逃げ出したパパでした。
よいことも悪いことも区別なく、次女は、お姉ちゃんのまねをしたがるので、困ったものです。
******************************
今、振り返ってみて
ーパパがやってきた“子どもと関わる10のこと”ー
本当に、次女は、長女の行動を真似たがります。
ですから、長女をよい子に育てておくことが、「優れたお手本」という次女への最良のプレゼントになります。
さて、私は、子どもの相手をするのは大好きですから、子どもとふれあうのは楽しいですし、積極的に子どもと関わってきました。子どもとの関わり方を思いつくままに挙げてみると
1一緒に遊ぶ:室内バレー、室内サッカー、室内野球、カードゲーム…
(あまりの多いので、拙著『うちの子、どうして言うこと聞かないの!と思ったら読む本』から、遊んだ遊び一覧を提示しました。この本で紹介した遊びは、私自身全て子どもとやりました。)
2絵本の読み聞かせ:子どもたちが0歳児から読み聞かせをしていました。ほぼ10歳、4年生ごろまで続けました。
✅絵本の読み聞かせの秘訣は、YouTubeのこちらの動画をお勧めします。
3夏休みの科学研究・自由研究のリード:小学校教員であった私は、その指導は専門です!多くのご家庭では悩みのタネらしいのですが、ここはパパの大活躍の場でした。その記事になったら、詳しく紹介しますね。
4一緒に旅行・お出かけ:夏休みは泊を伴う旅行に決まっていて、わが家の最大のビックイベントでした。JTB役はいつもパパでした。
5父と子塾:アキコが小1の2学期だった頃からスタートした、パパと子どもとのちょっとした勉強会です。それでも、中学生になっても続けていました。詳しくは、その記事になったら、紹介しますね。
6いわゆる勉強を見てあげる:ベネッセのチャレンジなど幼稚園からやっていたので、子どもが小さい時は見てあげていました。小学校高学年からは、見てあげるというよりも、タイムマネジメントーいつまでにどのページをやるかーを中心にかかわりました。
7塾の送迎:たとえば、長女が小5から始めた少林寺拳法の送迎、クニコが小1から始めた新体操の送迎など、送迎の日はビールをがまんして、毎週がんばりました。
8応援:長女は中学で野球部、クニコはずっと新体操でがんばり通しました。保護者間で、さまざまな役割分担(たとえば、野球部では冷たい水の準備、新体操では会場の設営)をこなし、大会では精一杯応援しました。
9一緒に働く:冬場なら雪かき、掃除、配膳など、模範になって率先して働きました。
10一緒に入浴:これは、子どもが小さい時だけの特権でしたね。一緒にお風呂場で遊びました…以下割愛。
小さい時は、おしめを換えたり、歯磨きや着替えを手伝ったり、おんぶ・肩車…といろいろ役目がありましたね。
どれも嫌じゃなかったし、楽しかったですね。
ただ、お医者さんごっこの患者役だけはパスですね(笑)
***パパママとして成長したいあなたへ──フォローどうぞ***
「あったかい家族日記」は、長女アキコ(2025年7月現在27歳・既婚)と次女クニコ(23歳・公認会計士)の成長を、パパの視点で約20年間にわたり綴った実録子育てエッセイです。
*二人が幼児だった頃から大学入学、そして結婚前後までの家族の日々を記録し、累計アクセス数は400万を超えました。
*七田チャイルドアカデミー校長・七田眞氏にも「子育てに役立つブログ」として推薦された本連載は、So-netブログ閉鎖(2025年3月)を機に、「記録」と「今の視点」を重ね合わせて再編集した〈日々の記録に、“今”を添えた子育てエッセイ〉として、noteで再連載しています。
*この文章は、2005年6月15日にSo-netブログで公開された『よいことも悪いことも区別なく、次女は長女のまねをする』に、「今、振り返ってみて」を加筆した再構成エディションです。