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親は子どもに抜かれることを喜ぶ

親は、わが子が自分よりも賢くなったり、より強くなったり、より優しい心の持ち主になったりすることを喜ぶもの!

珠算1級の母親の強い意向で始めたアキコの算盤。今回の試験の結果、とうとう母親を追い越して準初段合格となった。母である妻は、「嬉しい!」と言っていた。

母親のソロバンの級を抜いたアキコ (2010.36.1) 第721号

ー塾の送迎の車中は貴重な会話の時間ー

5月29日(土)アキコの算盤の試験がありました。火曜日に試験の結果がわかり、珠算1級だったアキコは、準初段に合格しました。妻の強い意向で、小学校1年生から始まったアキコの算盤塾通い。妻は珠算1級までいったそうなのですが、アキコはとうとう母親の級を抜いてしまいました。

さて、アキコ(小6)は、昨年9月より少林寺拳法を習っています。週2回の送迎のうち、送る方は私が担当し、迎える方が妻が担当しています。片道わずか7,8分の車中ですが、二人っきりとなり、貴重な会話の機会となっています。
今回6月1日(火)夜の車中での話題は、当然、珠算準初段合格のことでした。

塾の送りの車中での会話

私「珠算準初段をとったんだって、おめでとう!」

アキコ「ありがとう! でも、もう1問できていれば、初段だったのにな~。」

私「それは、ちょっぴり残念だったね。だから、試験1時間前の過ごし方が大事だと言ってたろ。例えば、試験の直前にお腹いっぱい何か食べたりしていると、胃や腸に血液が行ってしまって頭の働きが悪くなるんだよ。だから、直前には食べない。ゲームをしたり、本を読んだりするのも余りよくない。ゲームモードになっている頭(脳)が、試験モードに切り替わるのに時間がかかるんだよ。」

アキコ「1時間前には、友達と一緒に珠算の練習をしていたよ。」

私「そうだったよね。だから、きっと準初段に合格できたんだよ。お父さんも、アキコが合格して嬉しいよ。」

(少し間)

私「お母さんの珠算1級をとうとう抜いたな。」

アキコ「うん。」

私「お母さんは、アキコに抜かれて嬉しいと思うか、悲しいと思うか。」

アキコ「(少しの間)嬉しいと思う。」

私「そうだよ。親は、わが子が自分よりも賢くなったり、より強くなったり、より優しい心の持ち主になったりすることを喜ぶものなんだよ。」

アキコ「ふ~ん。」

私「今年の陸上大会800m走では、お母さんの記録を破れよ。5年生のときの記録は、まだ少しお母さんが勝っていたよね。」(お母さんは6年生の時、市内陸上大会800m走で1位だった。アキコは、5年生の時、市内陸上大会800m走で1位だったが、お母さんの記録を破れていなかった。)

アキコ「うん、がんばってみる。」

こんなふうに会話しているうちに、アキコが少林寺拳法を習う体育館に到着した。
アキコを体育館に置いて、私はまた家に戻った。

母親の本当の気持ちは…

帰宅後、

私「アキコは珠算準初段合格で、タカちゃんの1級を抜いたけど、嬉しいかい?陸上大会800m走ではまだ抜かれなかったけど。」

妻「嬉しいわよ。それに、アキコにも、5年生で市内陸上大会800m走優勝したとき、『来年はお母さんの記録を破ってね。』って言ってあるの。」

私「そうだよね。」

抜かれた親は幸せ…

私の場合、2年ほど前までは、アキコは、短縄跳びの「後ろ二重跳び」ができないのに、私はできていた。
私が後ろ二重跳びをして見せると、「さすがはお父さんだな。」というふうな、尊敬のまなざしを感じたものだ。

そのアキコも、既に「後ろ二重跳び」はおろか、私ができない短縄跳びー二重サイドクロス跳びーもできるようになった。
私が「サイドクロス跳びは、こうやるんだよ。」と言いながらやって見せたことを思い出す。そして、なかなかまねできないアキコに「繰り返し練習していると、ある時できるようになるよ。」と励ましたことも。

ちょっぴり悲しいというかさみしいのは、抜かれたからではなく、親をすごいと思うことが一つ減ったこと。そして、また一つ親の手から離れていったさみしさを感じるからだろう。(縄跳びについては、教えることがなくなった。)

でも、それはわが子の成長であって、やっぱり嬉しいことなのだ!

未だパソコンの操作や水泳など、アキコがまだまだ私にかなわないことがある。機会があれば、私の手で教えてあげたい。そして、いずれ抜かれるだろう。

その都度、わが子の成長した喜びと同時に、ちょっぴりさみしさも感じることだろう

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