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老いた親の困った行動への具体的な対応法が満載の本

『老いた親へのイラッとする気持ちがスーッと消える本』

認知症の母を介護する関係で、これまで20冊以上認知症の本を読んできました。

最近読んだ認知症関連の本の中では、一押しの一冊です。

思わず引き込まれる素晴らしいタイトルだけど、スーッと消えるまではいかなくとも、半減はすると思います。それって凄くないですか。

なぜなら、高齢者の困った行動―例えば

  話がまわりくどく、同じ話題を何度もくり返す

▶︎話を遮ると気力を失うので、初めて聞いたような顔をする

  • 怒りぽくなり、些細なことで突然キレる

▶︎「お茶でも飲もうか」と話題を変えて上手にやりすごす

  • 何度言っても約束したことを忘れてしまう

▶︎カレンダーとデジタル時計を活用して、もの忘れを予防する

  • 「幼稚園みたい」とデイサービスに行きたがらない

▶︎見学や体験を通じて楽しさをアピールする

  • 「疲れてるから…」と理由をつけて外出したがらない

▶︎気分転換や運動になるので近所のスーパーマーケットに誘おう

について、ずばりと一言で▶︎以下の「対応法」を言い切った上で、

納得できるように解説してくれます。

例えば、

●「話がまわりくどく、同じ話題を何度もくり返す」についてなら、

ズバリ「知的活動を司る「脳の前頭前野」の機能が衰えていて、さっき話したことを忘れてしまうから」と解説してくれます。

▶︎老人の気持ち

「話を途中で遮られると否定されたようで、話す気が削がれてしまう……。」

このように専門医からの医学的な理由がわかったり、老人の気持ちがわかったりすると、少しは優しくなれるのではないでしょうか。

◉問題は具体的な対応法ですが、

❌NG:

・「その話、さっき聞いたよ」

・「また、おんなじ話だね」

・「今忙しいから、あとにして」

○GOOD:

・「へー、続きは何?おもしろいね」

・「そんな昔のこと覚えているなんてすごい。また教えてね」

 

NG対応と対比しながら、GOOD対応が紹介されているので、やりがちなNG対応をスルーしてよりベターな対応ができるようになると思います。

僕自身、さすがに3回目ぐらいになると、「その話、さっき聞いたよ」と言ったことは何度もあります。
ただ、最近は脳機能を低下を防ぐ音読練習をしてくれているぐらいに思って、初めて聞いたような顔をして相槌を打ちながら聞いたり、ある程度話を聞いたら他の話題を振ったりしています。
(結果として、この本でおススメする対応と同じ対応をしていました。)

▶︎榎本ドクター

・「高齢者にとって何よりも怖いのは、やる気をなくすこと」

・「プライドが傷つくと、話すだけではく、食欲も落ち、外出する気力も失せるなど、生活全般に影響してきます」

こうなるぐらいなら、ちゃんと聞いてあげた方が結局は安くつくと、今の僕は思っています。

▶︎榎本ドクター

・ちゃんと聞いてあげれば、満足感を持ち、

「満足感をもてば同じ話をくり返す必要がなくなります」

僕は、これこそお互いがハッピーになる対応だと思います。

「老いた親の姿は、将来のあなたの姿」(本書帯から)

わが子には、将来こんな対応をしてほしいと思える対応法が満載です。

もちろん、頭では理解できたとしても、ベースには思いやりと相当な修練が必要だとは思います。

ですが、まずは頭で理解することが大事。そのための、最適な入門書になると思います。

 

  • 母は、アルツハイマー型認知症にかかって、5年が経ちます。ほとんど進行していないというぐらい、ゆっくりと進行しています。未だに買い物や簡単な料理ができるぐらいです。これは、河野療法を受けていて、特別なサプリメントを飲んでいることが大きいと思います。本書で紹介されている対応法とあわせて、認知症には、薬物やサプリメントによる予防や治療は必須と思います。

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