★算数「円」の授業から 2012.10.8 第925号
久々に特別支援学級の子どもの様子を紹介する。
算数で、「円」ついて教えた。
その3、4時間目、半径8cm、5cm、3cmの円を書き、コマを作った。
さらに次の時間、出来上がったコマを使って、「秒」を教え、「分」を教えた。
そして、タイマーで計って誰のコマが長く回るか競争した。
A男「12秒も回った。」
D男「うーん、5秒か。」
(後ろの子は、ストップウオッチで計測しています)
子どもたちは、コマ作りを通して
①「円」について学び、
②コマ回し競争を通して「秒と分」について学んだ。
もうすぐ行われるマラソン大会に合わせて「○分□秒」という記録の意味を学んだ。
特別支援学級の子どもの指導には、学習への集中や意欲がなかなか続かず、また抽象的な思考が難しいケースが多い。
また、机上で学んだことを実際の生活に応用する力も弱い。
だから、指導にある意味通常学級の児童以上の配慮や工夫が必要とされる。
そこが、指導の難しいところであり、またおもしろいところでもある。