泉河潤一の大学時代
ープロフィール その3ー
泉河潤一は「日本の家族の再生」に後半生を捧げようと決意しています。
なぜそのような大それた志をもつにいたったのか!?
次の4つの時代を読むとわかります。(前号より)
その「大学時代」について紹介します。
◆2.大学時代 ~「障害者問題研究会」で活動 ~
地元の国立大学教育学部に合格した私は、「障害者問題研究会」というサークルに入りました。
障害者問題研究会は、障害児教育について学んだり、障害児を集めて日曜学校を開いたり、障害児教育にとどまらず大人の障害者を介助しながらいっしょに旅行したりする、とても堅くて地味な活動をしているサークルでした。わずか8畳ほどのサークル室に仲間が集まり、障害児教育の専門書を読みあったり、歌を歌ったり、冬には大学構内の空き地で焚き火などをしながら焼き芋をしたりと楽しいサークルでした。
今でも思い出すのは、日曜学校のスペシャルバージョンのクリスマス会でのエピソードです。クリスマス会にカゼで来れなかった子が一人いました。私と友人Aさんの二人で、その子の家までプレゼントを届けに行ったのです。二人ともサンタクロースの扮装をしたまま、その子にプレゼントを渡しました。プレゼントを受け取った時の、その子の笑顔は忘れられません。
余りに硬いサークルで、同学年で入部したメンバーのうち卒業時までサークルを続けた男子は、私一人でした。この続けるということは私の長所の一つで、あったかい家族日記を13年間にわたって書き続けているのも、わが子と「父と子塾」をずっと続けられたのも、その賜物だと思っています。