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★⑧宿題・勉強をしない、読書しない

⑧宿題・勉強をしない、読書しない

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●宿題をやらなくて困っています。この間も、「宿題やったの?」と聞くと、「もう終わった」と言うので、確かめてみるとやっていませんでした。勉強についていけないというわけではないのですが、家で勉強する習慣をつけさせたいです。(9歳男児の母)
●テレビなら何時間でも見ていられるのに、読書となるとさっぱりダメです。一ヶ月に一冊も読まず、読むとしたらアニメのマンガ本です。せめて学習マンガでもいいから読んでほしい。(11歳女児の父)
『うちの子、どうして言うこと聞かないの!と思ったら読む本』

こうした問題に悩んでいる親御さんも少なくないでしょう。

◆1 一つ目の●について

このお母さんは、なかなかです。というのは、言葉による確認だけでなく、実際に目で確かめている点がです。本人の言葉による自己申告はあてにならない場合が少なくありません。この場合も、実際はやっていなかったわけですが、イラストを見ると、「やったよ~」と言いながら、ゲーム機かインターネットなどにはまっているようですね。正直に「まだやっていないよ。」と言うと、やめさせられることになると思っているのかもしれません。

具体的な対応法を書く前に、この問題の原因を書きます。
以下、自著『うちの子、どうして言うこと聞かないの!と思ったら読む本』からの引用です。

「~昔なら学校からいったん帰宅すれば友達と合流しないかぎり遊びはむずかしかったのですが、今は一人でできるコンピューターゲームが誘惑します。テレビだって昔に比べたら衛星放送はもちろんたくさんのチャンネルがあり、DVDレンタルもありで、その気になれば好きな番組は見放題です。これも強力な誘惑者です。
 さらに、私たち親が子どもの頃にはまったくなかったスマホやインターネットがあります。~SNSやネットを通じたゲームに何時間も費やしていては、とても勉強時間や読書の時間はとれません。宿題を終えることすらむずかしいでしょう。それどころか、貴重な睡眠時間すら奪っています。このことが授業中の集中力や落ち着きのなさを生じさせています。
 バランスのよくない食事や添加物の多いお菓子なども問題です。たとえば、糖分の取り過ぎは集中力を奪い、キレやすくします。落ち着きたくても落ち着けないのです。~
家庭学習の習慣が身につくまでには、継続した親のサポート、つまり勉強を見てあげて教えたりすることが必要ですが、共働きの親にはかなりむずかしいことでしょう。
 かくて学年が進むにつれて勉強はむずかしくなり、家庭学習の習慣が身についていない子はだんだんと勉強がわからなくなってきます。そして、勉強の意欲がそがれていくのです。
 「勉強しない」という悩み一つとっても、
▼誘惑が多くてがんばりにくい環境
▼集中できない脳
▼がんばりがきかない体
▼親が共働きで子どもの勉強をサポートしにくい状況
など、さまざまな要因が考えられます。(前掲書より引用)
こういうわけですから、解決も簡単ではありません。たとえば、いったんゲーム中毒にでもなったら、宿題はもちろん、睡眠時間すら十分にとれずに、遅刻さらには不登校にもつながりかねないわけです。
いかに家庭学習の習慣を身につけさせることがむずかしいかをふまえたうえで、親御さんとしては、せめて宿題ぐらいはきちんとやらせたいところでしょう。
子どもだって、本当は宿題ぐらいはやり終えたいと思っています。やらずに学校へ行けば、結局先生に注意されることになりますし、昼休みなどにやらされることになるからです。
でも、子ども(人間)は弱い存在です。ついついテレビやコンピューターゲーム(スマホ・SNSなど)にはまってしまいがちです。そして、いったんはまってしまうと、自分からは抜けられない状態になってしまうのです。

◆2 その対策は?

ですから、『うちの子、どうして~本』でも、「原則6 教育環境を整え、現代の凶器から子どもを守りましょう」とわざわざ一つの原則として具体的な対策を提案しているのです。

詳しくは同書に譲りますが、ゲームをしてよい時間は1日1時間以内として、夕食後は一切禁止。使わない時間帯は「メディアボックス」(親が確認しやすいようにキッチンやリビングに置く)に置いておくなどのルールを決めておくことを勧めます。こうした対策と平行して、できれば勉強を見てあげたり、少なくともやったかどうかの確認をして、やっていたらほめてあげることぐらいはやりましょう。もしまだやっていなかったら、スタートしやすいように、はじめの準備や1問だけはいっしょにやってあげるといいのです。

また、確認は、言葉だけではダメで、やり終えたプリントやドリル、ノートを開いておかせるとか、音読が宿題なら1回は親の前で(夕食準備をしながらでもかまいません)読ませるなどしましょう。

そして、ほめてあげることを忘れないこと。「がんばったのね。お母さん、うれしいわ。」とか「上手に読めるようになったわね。がんばったね。」などと言うように。そうした言葉を聞けば、子どもも「やってよかった!」「またがんばろう!」と思うのです。

あと、できれば、きまった時間に決まった場所で机(テーブルでもよい)に向かう習慣を身につけさせたいものです。「決まった時間」というのがポイントで、習慣化するには時間帯を決めた方がいいのです。

どうしても見たい番組がある場合もあるでしょう。今様なら録画しておいて好きな時間帯に見ればいいのです。わが家の例ですが、「嵐にしやがれ」など、ほとんどの場合、朝録画したものを見ていました。CMはスルーして早送りにしながら。

長くなりましたので、この辺で筆を置きます。

二つ目の●については、本書127P~「コラム2 読書好きに育てるには、興味の原理に基づいて本を選びましょう」をご覧ください。

■参考1 体験的本好きにする方法

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