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夫婦二人旅の条件──「この人となら行きたい」と思ってもらうために

《読み始める前に》

子どもと暮らしているうちは、家族旅行は自然に「家族全員」で成立します。
でも、子どもが独立して別居すると──残るのは「夫婦だけの旅行」。

この夫婦旅行が成立するかどうかは、退職後の幸せや人生の充実度を大きく左右します。
今回は、2025年夏の旅の様子を紹介したあと、「夫婦だけで旅行ができる理由」について考えます。


パパの子育て奮戦記:大人になってから編 第3号
長女アキコ(27歳)、次女クニコ(23歳)、ママ、パパ(私)、祖母(89歳)


2025年夫婦旅行「谷川岳・四万温泉・吹き割の滝」

今年の夏休みも、無事に夫婦旅行を満喫できました。
行き先は群馬県。谷川岳・四万温泉・ロックハート城・吹き割の滝を巡りました。

日程

妻と私のベストスリー

  • 妻:①一ノ倉沢のサイクリング ②吹き割の滝 ③ロックハート城

  • 私:①一ノ倉沢のサイクリング ②四万温泉たむらの湯めぐり ③吹き割の滝

妻が大満足した「一ノ倉沢サイクリング」

妻は「ずっと来てみたかったんだ!」と大喜び。

大学時代トレッキングクラブに所属して、谷川岳を登ったことのある妻でしたが、この一ノ倉沢には来たことがなかったのです。
私も、妻がとても喜んでいる姿を見て嬉しかったし、汗をかきかき片道1時間も歩いている人たちを尻目に、電動アシスト付き自転車でスイスイと森の中を進むのは心地よかったです。

有料の電気バスも運行していますが、前日のうちに一ノ倉沢レンタサイクルをネット予約しておいてよかったです。

夫婦旅行が楽しかった理由

行き先や宿・料理の満足度はもちろん大事です。
でも旅の楽しさの一番の決め手は 「誰と行くか」

「お互いが行きたい場所を出し合う」
「無理せず、リフレッシュを目的にする」(コンセプト)
「宿はこだわって選ぶ」

そんな工夫もありましたが、

やはり旅の楽しさを左右する最大のポイントは「夫婦関係そのもの」でした。

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今、振り返ってみて

──夫婦だけで旅行に行ける理由

行先よりも大切なのは、普段のパートナーとの関係性

2024年の夏休みは、福島県(五色沼・浄土平・土湯温泉・大内宿・芦ノ牧温泉)


2023年の夏休みは、長野県(上田城・大王わさび園・白馬)


それぞれ2泊3日の夫婦旅行でした。

夫婦だけで旅行に行けるかどうかは、子供達が巣立った後の幸せを大きく左右します。

パートナーに熟年離婚されるというケースもある中、夫婦だけで旅行に行けるかどうかの鍵は、「パートナーもあなたと旅行に行きたいと思えるかどうか」です。

パートナーがあなたと旅行に行きたいと思えるには、行き先もさることながら、普段のパートナーとの関係性によります

普段、パートナーに思いやりをもって接していて、パートナーが自分は相手に大事にされていると思えば、「まあ、いっしょに旅行してもいいかな。」と思ってくれます。

妻が大切にされていると実感する方法

自分が大切にしているつもりでも、パートナーが自分は大事にされていると思わなければいけない。ここが難しいところです。

日常編・非日常編・妻が大事に思っていることを尊重する編の3つに分けて、パートナーが自分は大事にされていると実感する方法を紹介します。※「妻」を「夫」にかえても成り立つと思います。

1日常編

①妻のちょっとしたお願い・相談に即対応する

妻「友達と〇〇へ行く予定なの。ちょっと調べてくれる?」

と言われることが時々あります。
妻はパソコンを持っておらず、ネットでの調べごとには弱いのですが、すぐにネットで見どころなど色々と調べて印刷してあげるようにしています。
妻は「ありがとう!」と喜んでくれます。

②妻のちょっとした不満に即対応する
「流しを使った後、きれいに拭いてほしいのよね。」
「ここ通りにくいから、もう少し整理してほしいのよね。」…等々、時々不満というか、要望してきます。

これも、すぐに対応するようにしています。
「塵も積もれば山となる」ということわざの通り、いい加減に聞いていて対応しないでいると、いつか爆発すると思うので。

③普段の家事を望まれるぐらいやる
妻は、基本家事をしてくれています。

ですが、妻が望むレベルには、家事を分担するようにしています。
例えば、食事に関しては、ご飯を炊く、「ご飯と味噌汁を盛り付ける、テーブルをふく」などの配膳、実母の朝食の準備(パンが基本)、頼まれた買い物などです。また、いざという時は、料理をします。

④妻の作った料理を味わって感謝する
(「おいしいね」と伝える)

⑤朝のあいさつや見送りなどをきちんとする

2非日常編

⑥交通事故を起こしたなど、非常事態には率先して助ける
後々の号で詳しく紹介しますが、妻が交通事故を起こしたことがありました。
現場にすぐに直行して、警察との対応、相手への対応等々、年休を取って対応しました。

妻は「いざという時、頼りになる」と思ってくれたはずです。

⑦病気や体調不良の時に支える(看病、家事を代わる、病院へ連れていく)
これも、後々の号で詳しく紹介しますが、妻がコロナに罹ったことがありました。
医者に連れて行く、食事の用意など、いつもの恩返しのつもりでしっかりとやりました。

妻は「いざという時、頼りになる」と思ってくれたはずです。

⑧結婚記念日や誕生日を必ず祝う
結婚して以来、欠かすことなく誕生日プレゼントや感謝のメッセージを贈ってきました。

⑨月1回、ランチデートやお出かけデートをする
これは、結婚して5年目ぐらいに決めたルールで、基本守ってきました。

⑩夏休みなど、泊を伴う旅行をする

3妻の大切に思っていることを尊重する編

①子どもを大切にする(父親としての役割を果たし、育児を妻任せにしない)

②妻の親やきょうだいを尊重する(妻にとって大切な家族を自分も大切に扱う)

③妻の友人関係や趣味を応援する(友人や趣味でのお出かけの際、気持ちよく送り出す)

こうした方法で、パートナーに思いやりを持って接していて、パートナーが自分は相手に大事にされていると思えば、「まあ、いっしょに旅行に行ってもいいかな。」と思ってくれるわけです。

あと必要なのは、あなた自身の「どうしても君と旅行に行きたい」という熱い思いでしょうか。

📝 自分に問いかけてみる時間

子どもが巣立った後も「この人と旅行に行きたい」と思ってもらえる関係を築けていますか?

妻が大切にしていることを、あなたは尊重していますか?

小さな不満に気づいて、解消できていますか?

いざというとき「頼れる人」と思われる行動が取れていますか?

📝 簡単なワーク

1. 妻から最近受けたお願いや不満を3つ思い出し、まだ対応できていないことがあればすぐに実行しましょう。

2. 妻が大切にしている「人・こと・時間」を1つ思い出し、それを応援する行動を計画してみましょう。

 

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