★YouTube「壮絶!英才教育 卓球・伊藤美誠物語」
を見ました。
卓球に限らず、「指導力」を考えるうえでヒントが得られます。
◆1.母美乃りさんの指導力
2歳で卓球を始めた美誠さんを教えたのは、母の美乃りさんでした。
美乃りさんは、「指導力」がありました。
①社会人チームで全国大会にも出場した経験があること
(自分自身、卓球が全国レベルでうまい)
②2歳という早期にわが子の才能に気づいたこと
そして、家の中に卓球台を置いて、1日7時間の練習で厳しく鍛えたこと
(美誠:あくびをすると怒られるから、トイレに行ってあくびをしていました)
③練習の最中に、娘が日本のユニホームを着てがんがんやっている姿が、
美乃りさんには見えたそうです。そして、そうなることを信じていたこと
(10年前から今の姿を予見していた!)
②の才能に気づくですが、「名伯楽」という言葉があるように、才能は見抜く人がいなければ、ないのと同じです。
そして、「玉磨かざれば光なし」という言葉があるように、たとえ才能があったとしても、磨く人がいなければ、その才能が開花することはありません。
③の子どもの才能が花開くことを信じる力は、指導者の最も大切な資質の1つだと、私は思います。
本人が信じるよりも先に指導者が信じること。それが子どもに伝わるのだと思うからです。
◆2.厳しくも、力強く励ます母
大会で泣いていたわが子に、
「…ママ泣いても何とも思わないからね、いい。
泣いててどうのじゃないよ、美誠。
何時間やってるの、あなた、練習。
自信をもって!」
と厳しくも、力強く励ました美乃りさん。
その裏には、
美誠さんのママ 「結局試合ってのは、一人で戦わなくてはいけないんです。 だれも助けてはくれないんです。 だからこそ、厳しくしましたね。」
という思いがありました。
つまり、厳しさの背景には愛がありました。
◆3.奇跡を起こす人
私には、美乃りさんに、三重苦を乗り越えたヘレンケラーを支えたサリバン教師が重なって見えました。
ヘレンケラーとサリバンの物語は、「The Miracle Worker」というタイトルで、舞台化、映画化されました。日本では「奇跡の人」という邦題で映画が上映されましたが、「The Miracle Worker」とは「奇跡を起こす人」という意味で、本当はサリバンのことを指す言葉なのです。
わずか11分の動画ですが、子育てを考える際のヒントが得られると思います。
YouTube↓「壮絶!英才教育 卓球・伊藤美誠物語」
▶️壮絶!英才教育 卓球・伊藤美誠物語 ~愛情あふれる深夜の猛特訓~