今日は長女アキコの高校の入学式。
午前5時頃、アキコ(高1、15歳)にお祝いのメッセージと本を渡した。
節目節目でこうしたメッセージを渡したり本をプレゼントしたりするのは、
わが家の伝統であり、親の愛情表現の一つである。
今回は、お祝いメッセージを通して、私の高校時代の教訓を伝えた。
★わが子への高校入学お祝いメッセージ (2014.4.7) 第1004号
ー わが子に自分の高校生活の教訓を伝える ー
◆1 アキコへの高校入学お祝いメッセージ
高校入学にあたり、アキコにお祝いのメッセージを書いた。
次の文面である。
平成26年4月7日(月)
アキコへ
S高校へ入学おめでとう!
S高校は、昔から進学校だが、私とお母さんが卒業した高校でもある。
以前話したかもしれないが、お父さんは高校入学と同時に、なぜか「勉強一本でがんばらなければならない!」と思い込んでしまった。中学までは卓球部のキャプテンとして部活動に熱中し、勉強も部活もがんばっていたお父さんなのに、勉強一本でがんばらなければならないと思い込んでしまったんだ。やると徹底するお父さんは、脇目もふらずにがんばり、1日4時間勉強し続けた。しかし、結果はかんばしくなかった。さらによくないことには、これまで部活動に熱中することで友達とも仲よくでき、いい汗を流してストレス解消になっていたのに、それがなくなってしまった。全く一人で孤立してしまったんだ。いじめも受けた。高校1年時代は、友人関係で大いに悩むことになってしまった。さらにさらに「絶対確かなものは何か」「真理とは何か」ということまで悩み出したんだ。
幸いなことに、担任の先1年時代をようやく乗り切ることができたんだ。そして、高校2年生になったとき、「絶対確かなもの」「真理は何だろう。」とあらためて考えてみたら、担任の先生の励ましとMTの助けの中にそれを見つけることができたんだ。
ふり返ってみると、50歳を過ぎた今でも、あの頃はとってもつらかったと思う。でも、悩みが深かったからこそ、答えを得ることができたと思っているし、おかげで教師のすばらしさに気づいて、教師をめざすことになった。ふり返ってみれば、深く悩んだおかげで、つらかった分それ以上に大きな収穫を得たと思っているよ。
昔、マンガ偉人物語というアニメがあって、その主題歌の中に「どんな偉人もみんな悩んで大きくなった」という一節が確かあった。その通りだと思う。アキコもこれから悩むことも多いと思うが、それは誰しも通る成長のプロセスなんだ。でも、それにつぶされずに乗り越えることが大事だ。お父さんもお母さんも精一杯支えるが、本による先人の教えも支えになる。高校入学にあたり、お父さんが悩んだときそれを乗り越えるヒントをもらい支えにしてきた2冊の本を贈るよ。
入学おめでとう!
お父さんより
この手紙と一緒に、「高校入学おめでとう!」の言葉を添えて本を2冊贈った。
そのうちの1冊だけ紹介すると、D・カーネギーの『道は開ける』である。本にもメッセージを書いた。
◆2 わが子への願い
勉強一本と思い込みバランスを欠いてしまった私の高1時代のようにならないように、アキコには部活でも汗を流し友達とも大いに語らい、受験勉強ばかりでなくたくさん本も読んで視野広く学んでほしいと思っている。
幸いアキコは、部活もやるつもりらしい。
視野広くという点では、読書好きのアキコに、毎月いろいろな人の伝記や役立つ本を紹介しようと思っている。
さらに、本田健「アイウエオーディオ倶楽部」に申し込み、本田健さんと各分野でトップランナーとして活躍されている方々との対談を毎月聴いて学べるように手配している。
視野広くみっちりと学んで将来の夢(志)をもち育んでほしいと願っている。
*追記:夫婦で入学式に参加
今日の午後2時から、長女アキコのS高校入学式があった。
3月の段階で入学式出席は無理とあきらめていたのだが、転勤先では学級担任をはずれていて午後から年休を取ることができた。うれしかった!
午後1時20分過ぎに妻とアキコに合流した後、会場となる体育館に夫婦で着席した。
予定通り2時から入学式。約1時間であった。
その後、学校の教育方針、学習や生活のルールから学費等々まで延々と1時間あまりも保護者説明会があった。
保護者説明会の後、4階にある1年2組の(全部で7学級あるのだが)に行って学級担任の話を聞いた。
「感じのよい担任だ」というのは、私と妻、アキコ3人の一致した感想で、よい感じの学級担任でよかった。
夫婦でアキコの入学式に参加できたことに感謝!