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☆ベストセラーの子育て本を書くために心がけた3つのことー7年経っても未だに売れ続けている理由ー

 海外に翻訳・出版された拙著『うちの子、どうして言うこと聞かないの!と思ったら読む本』

子育て本出版を志して約10年2015年4月『うちの子、どうして言うこと聞かないの!と思ったら読む本』(ディスカヴァー21)を出版しました。結論から言うと、

約6千部(電子書籍を除くリアル書籍のみはこの3月末では4,745部、この7月末で4,781部・・・売れています。

本心は少なくとも2万部をねらっていたのですが、

それでも国内だけで約6千人の方に読まれたことは、

その中の何割かの父母はきっと大いに活用して自信をもって子育てできるようになったと思うし、教師や保育士さんにも、教室の実践や保護者へのアドバイスにきっと役に立ったと思っています。

その結果、子どもはよく成長し、親子関係や、教師と子どもとの関係もよくなることに貢献できたと思います。

約10年かけて出版して、本当によくやったと、自分を自分でほめてやりたいです。

◆1 ベストセラー&ロングセラーをねらって心がけていた3つのこと

さて、ベストセラー&ロングセラーをねらって、11の執筆の指針を作っていたのですが、そのうちの3つを紹介しますね。

●1番目は、「論理的な文章を書く」ことでした。

人が行動するには、頭で「確かにそうだ!」と納得する必要があるからです。

とりわけ、無名の私が読者を説得するには、「論理」が命です。

実際、編集者の石橋さんから、「とてもロジカルな文章です!!」と肯定的な評価をいただきました。

●2番目は、「主張にぴったりとフィットする、力のあるエピソードをちりばめる」でした。

これも、無名の私が読者を(感情的にも)説得するには必須だと考えたからです。

力のあるエピソードのイメージとしては、例えばD・カーネギーの『人を動かす』でしょうか。

●3番目に、私が教師として「本の中で父母を対象に授業をするというイメージで原稿を書く」ことです。

論理的でなばかりでなく、読みやすく(理解しやすく)・説得力があり(納得でき)・行動に移せる(具体的にやり方がわかる)ように、授業をするイメージで書いていたのです。

たくさんの書き方の本を読んだ結果、「要するに、読者にどうしても伝えたいことを、授業をイメージして伝えればいいんだ」と思ったのです。

授業は、もともと受け手(子ども)の実態をいろいろと研究し、導入で教師の教えたいことを受け手の学びたいことに転化するなど、ねらいを達成するためにあらゆることを総動員しますものね。

●あと何番目かは忘れましたが、何度も何度も読み返し、0.1%ずつでいいから推敲・工夫して改善するように心がけてきました。それが積み重なって、1%、2%…と読みやすくなっていくと考えたのです。

授業と違ってやり直しがきくのです、出版するまでは。

ただし、一度出版してしまったら最後、回収はできません。

この意味でも、推敲・工夫・改善は納得するまでやりました。

◆2 重版はまだだけど、ずっと売れ続けている

さて、リアル4,000部超えでどうして重版にならないかというと、

実は初刷りが1万1,500部だったからなのです。

ディスカヴァー21社は、私にかけてくださっていたのです。

しかるに、6,000部どまり。

ディスカヴァー21社さんには、とりわけ担当編集者さんの石橋和佳さんには、本当に申し訳なく思っています💧

■それでも毎月ずっと売れ続けている『うちの子、どうして言うこと聞かないの!と思ったら読む本』

ただ、店頭にはとうになくなっているのですが、幸いなことに全く売れていない月は今までに一度もないのです。

この点は、本当に自分でも不思議でしたが、マーケティングの勉強をしてわかりました。

私や出版社が宣伝しなくても、毎日平均200人以上が今でも訪れている、

このHP「オンライン親の学校」や、ブログ「あったかい家族日記」が宣伝してくれているからでした。

だから、Amazon書店や楽天ブックスを通して未だに売れているのです、きっと。

追記

■いずれは2冊目、3冊目…を出版

本当はこの本を万単位にベストセラーにして、こちらが出版社を選ぶ立場で2冊目を書きたかったのですが、初版止まりでは望むべくもなかったです💧

しかし、あきらめてはいません。2冊目、3冊目の原稿はできているので、いずれは出版したいと思っています。

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