人は、胎児から乳児、幼児、小学生、中学生、高校生、大学生、社会人…と、大きくなるにつれて呼び名がかわります。子育ては子どもの成長に応じて変わってくるわけで、長いスパンで子どもの成長をみていくといいと考えています。そのために、「子育て期」を作ってみました。
子育てには「期」=節目がある
これまでの子育て・家族と今後の子育て・家族について、未来のタイムラインを読んでみると…
子育て1期:胎児から3歳まで
子どもが子宮の中に宿ってから出産、3歳ぐらいまでの時期。胎教の時期、親の子どもへの影響力が最も強力な時期。
子育て2期:4歳から6歳
4歳から6歳の幼稚園・保育園に通うようになって卒園するまでを2期ととらえます。
子育て3期:7歳から9歳(小1〜小3)
「小学校入学から比較的お父さん、お母さんへの依存心の強い9歳ぐらい小学校3年生まで」を子育て3期ととらえます。
子育て4期:10歳から15歳(小4〜中3)
その後、親よりも友達との関係を強く意識してくる「小学校4年生から中学校卒業ぐらいまで」を子育て4期ととらえます。この時期は、部活に熱中する時期でもあります。
子育て5期:高校時代
中学卒業から高校卒業までの時期を5期ととらえます。まだ、親元から通学している分、親の影響力はある程度はあると言えるます。4期もそうですが、これまでの子どもとのかかわり方・関係性によって、親から子どもへの影響力に大きな差が出てくる時期でもあります。高2のクニコが5期に入っています。
子育て第6期:大学時代・就職活動の時期
19歳から23歳頃の高校卒業から大学卒業・就職までが6期です。アパート生活をしながら、東京の大学に通学しているアキコは、まさにこの段階です。この時期は、経済的には依存していますが、親元を離れており、親の影響力は極めて限定的となります。これまでの家庭教育―親子の信頼関係―が試される時期でもあります。子どもから相談を受ければ相談に乗ることもできますが、見守ることが中心とならざると得ないでしょう。私は、ただじっと見守るだけでなく、どんな様子か定期的に聞くようにしています。LINEなど、今は便利ですから。
子育て7期:就職後から結婚するまでの時期
子育て7期は、就職後から結婚までの時期。
大学卒業から就職後、結婚するまでの時期を子育て7期ととらえます。
子育て8期:結婚後子どもが生まれる前までの時期
結婚して子どもが産まれる前までが子育て8期ととらえます。
子育て9期:孫が生まれてからの時期(孫育て)
子供たちに子どもが産まれてからの時期。いわゆる孫ができた時期ですね。実母あーちゃんが既に体験していますが、あーちゃんは20年間それを味わっているわけです。
今年8月21歳になるアキコが、いつ結婚し、いつ出産するかにもよりますが(あるいは両方ともないかもしれませんが)、30代で結婚した私は、実母あーちゃんのように孫が20歳になるまでかかわることができるかどうかわかりません。
以上のタイムラインが見えました。こうみてくると、子育てが完了しようと、親と子の関係を続きますね。
もしかしたら、この9期まで書き続けることになるかもしれません。少なくとも、5期及び6期―大学生のアキコが卒業・就職する、高校生のクニコが卒業・大学入学するーまでは書き続けることになるでしょう。
「あったかい家族日記」からこの「家族の広場」へ
家族アルバム代わりに始めたブログ「あったかい家族日記」(この「家族の広場」の前身)。大学3年生になったアキコが小学校1年生の頃から書き始めました。それ以来、いつしかおよそ14年となり、ブログの総アクセス数も、400万アクセスを超えました。毎日約300人の人が訪れています。
評論家ではなく同じ親―実践家―としての立ち位置で、真摯にブログ「あったかい家族日記」を書き続けてきました。
一番気をつけてきたのは、「ラーメン食べた。おいしかった。さすが○△ラーメンですね。」といった感想、その場で消費されていく記事ではなくて、子育て中の親御さんに役に立つ内容を、しかも自分もまねして(追試)できるように書いてきたことです。しかも、子育てに役立つ情報をできる限り出し惜しみせずに、ありのままを書いてきました。
そのブログ「あったかい家族日記」も2019年8月29日に1211号をもって終了しました。その内容は、リライトされてこの「家族の広場」に引き継がれていきます。新しい記事も、この「家族の広場」で公開されます。
今後も、評論家ではなく同じ親としてのスタンスで、真摯に、役に立つ内容を、まねできるように書き続けていこうと思います。そして、読者のみなさんの子育てに少しでも参考になれば幸いです。よろしくお願いいたします。
私が書いた子育て本『うちの子、どうして言うこと聞かないの!と思ったら読む本』もよろしくお願いいたします。2018年1月ベトナム語とタイ語に訳されて、ベトナムとタイで出版されました。2018年11月には、中国語でも翻訳・出版されました。子育てに役立つ内容が満載です。