《読み始める前に》
パパには働いてお金を稼いでくる役割と、父親として家庭教育を担う役割とがあります。
いずれの役割も、心身ともに健康であることで、うまくこなすことができます。
でも、生身の人間です。どうしてもやる気が出ない日もありますよね。そんなとき、あなたならどう乗り切りますか?
パパの子育て奮戦記:第19号
長女アキコ(6歳)、次女クニコ(2歳)、ママ、パパ(私)、祖母(70歳)
どうにも仕事に集中できない
時には、一人になりたいときもあります。
今日は本来、仕事にあてる予定の日でしたが、どうにも仕事に集中できず……。
ちょうど妻と娘たちが買い物に出かけたのを機に、ふらっと一人で水源池へ向かいました。池の周りをのんびり散策し、近くの山にも登ってみました。
自然の中に身を置いているうちに、不思議と気持ちが落ち着いてきました。やっぱり、自然っていいものです。
リフレッシュした私は、再び“パパ業”へ
午後3時頃には、家族4人で図書館へ。本を借り換えるのは2週間ぶりでした。
娘たちは大喜び。お気に入りの絵本を抱えてはしゃぐ姿に、こちらもつい顔がほころびます。
車で5分の距離に図書館、15分ほど走れば自然豊かな水源池──この街には、自然にも文化的にも恵まれた環境があります。
当たり前のように過ごしている毎日ですが、ふと足を止めると、そこに感謝したくなる風景がある。そんな一日でした。
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今、振り返ってみて
体調管理をしていても、どうしても好調・不調の波はあります。
問題は、必ずやってくるやる気が出ない時にどうするかです。
なぜなら、少々体調がすぐれなくても、仕事も子育てもこなさなくてはならない役割だからです。
大まかにいって、仕事をやめてむしろ積極的に子どもとふれあうことで、逆に癒されてリフレッシュになることが一つあります。
もう一つは、仕事も子育てもお休みして、まず自分自身を自分で癒すことでリフレッシュできることがあります。今回は、池や山という自然にふれることでリフレッシュして、娘たちを図書館に連れて行く元気が出ました。しかも、娘たちの絵本を抱えてはしゃぐ姿に癒されて(連れてきてよかったな)、また元気が出ました。
「ぐっすり寝ることが一番」の場合もあります。いずれにしても、自分で自分を癒す・リフレッシュする・元気づけることは、まず何よりも本人のために重要です。結果として、リフレッシュして元気になれば、家族を元気づける側に回ることができるのですから。
それには、いくつものリフレッシュ法をもっている方が、柔軟に対応できていいですね。
たとえば、「温泉に行く」だけでは、すぐに行けない場合も多いわけですから。
ちなみに、当時、私がもっていたリフレッシュ法を10紹介します。
『パパのリフレッシュ法』
1.温泉に行く 2.よく眠る 3.お気に入りの音楽を聴く
4.おいしいケーキを食べる 5.冷えたビールを飲む
6.好きな本を読む
7.娘と遊ぶ 8.散歩する 9.体操をする
10.自然にふれる(山や川などへ行く)
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「あったかい家族日記」は、長女アキコ(2025年7月現在27歳・既婚)と次女クニコ(23歳・公認会計士)の成長を、パパの視点で約20年間にわたり綴った実録子育てエッセイです。
*二人が幼児だった頃から大学入学、そして結婚前後までの家族の日々を記録し、累計アクセス数は400万を超えました。
*七田チャイルドアカデミー校長・七田眞氏にも「子育てに役立つブログ」として推薦された本連載は、So-netブログ閉鎖(2025年3月)を機に、「記録」と「今の視点」を重ね合わせて再編集した〈日々の記録に、“今”を添えた子育てエッセイ〉として、noteで再連載しています。
*この文章は、2005年6月11日にSo-netブログで公開された『自然にも文化的にも恵まれている環境に感謝』に、「今、振り返ってみて」を加筆した再構成エディションです。