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⑪キレやすく友達とトラブルが多い

⑪キレやすく友達とトラブルが多い

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●先生から、「ちょっとしたことがきっかけで、キレて友達とトラブルになることが多い」と聞きました。確かに家でも少し注意しただけで怒ったり、少し気に入らないことがあるとへそを曲げて泣きわめいたりして困っています。ガマンする力も足りないように思います。(7歳男児の父)

『うちの子、どうして言うこと聞かないの!と思ったら読む本』より

こうした問題に悩んでいる親御さんも少なくないでしょう。

イラストの場面では、友達が使っているのに、許可も得ないでおもちゃを取ろうとしています。前号の「好きなお菓子を買ってくれるまで店先で泣いてだだをこね」自分の要求を強引に通そうとすることとは共通していますね。これでは、先生が言うように「友達とトラブルになることが多い」でしょう。

前号で紹介したように、本来なら年齢相応の適切な行動で欲求を伝えるーこの場合なら「貸して」と自分の要求を言葉で伝えるーことができるように、母親や身近な人とのやりとりを通して少しずつ身につけていけるとよいのです。
「具体的な場面で、お手本を見せながら、実際にやらせてみて、うまくできたらほめる」という経験をくり返すことが必要なのですが、そうした経験途上(未学習ないし誤学習)ということでしょう。こうした面からの対応策は、前号をごらんください。

今回は、前回とは違った対策を提案します。
というのは、一つの問題行動には、5つぐらいは原因が考えらるからです。ですから、それぞれの原因に応じていくつかの対策があることになります。

まず、「キレて友達とトラブルになる」という原因は、

1 「キレる食事」という言葉があるように、食生活の面からの原因が考えられます。これには、ジュースなど糖分の取り過ぎによってキレやすくなることも含むます。
2 睡眠不足の弊害の一つ「イライラするなど、感情のコントロールが困難になる」ことからの原因が考えられます。
3 家庭で親から暴力をふるわれたり放置されたりして満たされていないと、学校でも落ち着かずイライラしてトラブルが起きがちになります。こうした原因も考えられます。この場合、模範とすべきモデルが存在していないことも原因となり得ます。
4 子どもの虐待は、「第4の発達障害」とも言われ、落ち着かず気分のむらが激しく、ちょっと注意するとキレてしまう。このような発達障害に似た症状が見られるようになります。つまり、虐待という原因が考えられます。
5 前号で紹介した「誤学習」ないし「未学習」による原因が考えられます。

もちろん、「睡眠不足の原因は、ゲーム機(の使い方のルールがない)にあった」というように、それぞれの項目について、さらも下位の原因が考えられます。

このように、原因は、いくつもあることが考えられ、いろいろな対策をとる必要があるのです。原因が食生活にある場合は、食生活を見直すことが対策になるわけです。

口頭による注意などは、そのうちの一つの対策に過ぎず、子どもとの信頼関係があれば確かにある程度の効果は期待できますが、効果が大して期待できない場合も多いでしょう。そこで、「原則9 感情に流されずに立ち止まって考えましょう」という原則を、自著『うちの子、どうして言うこと聞かないの!と思ったら読む本』では、提案しているのです。

ついつい問題行動の多いわが子を前にして、「イライラし感情のままに叱る→子どもが反発する→落ち込む」の悪循環におちいっていませんか。
感情に流されるまま叱っても、子どもは無視したり反発したりで逆効果。おまけに親子のバトルに発展することすらあるのです。
親は、自分のイライラした感情に流されず、それをコントロールする必要があるのです。『うちの子、どうして言うこと聞かないの!と思ったら読む本』では、5つのイライラ対策を提案しています。イライラ対策2「言っても言わなくても変わらないこと」は言わない(260P)

これを知るだけでも、注意や叱責を大幅に減らすことができます。

「~言っても言わなくても変わらないこと、言うとかえって事態(関係)が悪くなることは言わない。これだけでもこまごまとした注意・叱責を減らすことができます。」(262p)

そして、効果のない注意・叱責で浪費していたエネルギーを、効果のある対策を立ち止まって考え実行することに費やすことができます。
原因と対策は、いろいろとあるのですから、「イライラ対策4 効果のない方法はキッパリやめて他の方法を探る」ことにすればよいのです。これ以外にも、対策はいろいろあります。ぜひ『うちの子、どうして言うこと聞かないの!と思ったら読む本』を手に取ってみてください。■参考1 心の「一時停止ボタン」を押す

■参考2 子どもは親の愛を感じたとき従う

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